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議会活動

令和2年 代表質問

要旨

広聴システムについて。

酷い虚偽報道がなされた前回同様、今回の報道も事実と異なる部分を多く含む。私が一切一言も云っていない発言等々が流布するなど、拡散が留めようもない状況下、事実と異なる情報に基づいた匿名意見が、広聴システムを利用して寄せられている。そもそも意見を表明する際は情報の精査が前提だが、匿名だと意見表明に責任が生じないがゆえに事実関係精査が疎かになりがちだ。また、匿名だとこちらから事実関係の伝えようもなく一方通行だ。匿名意見は実名意見と同等に扱うべきではないと考えるが如何。

全文

○議長 次に、八番赤坂大輔議員。
  〔八番(赤坂大輔君)登壇〕

○八番(赤坂大輔君) 先般の不祥事、心よりおわび申し上げます。私の不徳の致すところであり、申し開きができる状況でないことは百も承知ですが、ただ、あまりにも報道が、登場人物、全体的なニュアンス、状況、私が発したとされる発言等において事実が反映されておらず、報道を基にした推測記事や虚偽、妄想を加えた週刊誌記事は事実と大いに違うことを申し上げます。

 報道とは、「社会の出来事を広く告げ知らせること」とあり、テレビ、新聞のみならず、雑誌やブログ、SNSの類いなども含まれます。

 まず、状況が違います。事件は、昼間からの大勢のパーティーに始まり、集団での移動後に起こります。登場人物は私の友人や私の知らぬ方々や通行人を含む不特定多数者です。私の発言が違います。私が発言したとされる「右手で隠したから見せていない」という発言は、一切一言も私は発しておりません。公然わいせつ罪は明確な法的構成定義がないとはいえ、見せているからアウトであって、見せていないからセーフという類いのものでありません。私は酔っていて最高潮にハイな状態でしたので、幾人かで、いつもの癖でふざけてほぼ全裸で踊っていた状態でした。脱いだ衣服で隠すところは隠していたつもりでしたが、それが右手なのか、左手なのか、隠していたのか、隠していないのか、こだわっておりません。「いいバイトをしないか」という発言はしていますが、話しかけた相手と意図が違います。私を含む数人が結果的に時間差で逮捕されました。報道されている全体的な状況、ニュアンスが事実を反映していないということです。

 公然わいせつ罪には確たる法的な構成定義がなく、被害者が存在しません。よって示談する相手もおりませんし、薬物使用と同様で、被害者はいないが、社会に対して罪があるということです。報道に登場する女子高生は、あくまでも通報した方であり、不特定多数の私服の参加している参加者のどなたが高校生だったのか、私は認識していませんし、直接話した認識がありません。

 時間の制限がありますので、先に質問に移りますが、広聴システムについて伺います。虚偽を含んだ報道がなされた前回同様、今回の報道も事実と異なる部分を多く含みます。私が一切一言も言っていない発言が流布するなど、拡散がとどめようもない状況下、事実と異なる情報に基づいた匿名意見が、広聴システムを利用して寄せられております。そもそも意見を表明する際は情報の精査が前提ですが、匿名だと意見表明に責任が生じないがゆえに事実関係精査がおろそかになりがちです。また、匿名だと事実関係の伝えようもなく一方通行です。匿名意見は実名意見と同等に扱うべきではないと思いますが、区長の御見解をお伺いいたします。

 前回と同様と申し述べましたが、何が誤りなのかということで、今回、二回議員辞職勧告決議がなされましたが、前回のタクシー事件におきまして、所属していた政党を離れましたので、話せる内容がそろいつつありますので、関連がありますので申し述べます。事件があると容疑者のコメントが報道されますが、それがいかにうそだったり、面白おかしくするための切り取り、切り貼りだったりするものなのかということを、前回のタクシー事件で身にしみました。

 私に対する辞職勧告決議文の中にあるタクシー事件ですが、報道は以下のとおりでして、私が「右折禁止の交差点を右折するように求め、運転手に断られた。降車した私がドアを蹴り、降りてきた運転手を二発殴打した。そして、言うとおりに走ってくれないので殴ったと証言している」というものです。ありとあらゆる部分が事実ではありません。

 私が「右折禁止箇所において右折を指示した」という虚偽についてです。まるで法令を違反しているかのように報道されておりますが、いずれ右折することをお願いしましたが、該当箇所を右折するようには言っておりません。右折禁止標識も当然認識しておりました。ちなみに、その右折禁止標識ですが、時間帯によって右折可能となったり禁止となったりします。その時間帯は右折できました。右折禁止を右折するように求めたとのでたらめな報道の根底には、右に曲がれないところを右に行こうとしたと、私の政治活動を右翼活動とかけて矮小化してみなす方々による揶揄があり、案の定、報道を真に受けた巷などでは絶好のネタとされました。ちなみに、初出は朝日新聞です。私が右折禁止を右折するよう求めたという事実は一切ありません。

 次に、私が「タクシーのドアを蹴った」という虚偽についてです。口論になり、極めて運転手と折り合いが悪いと感じた私は、ものの数十メートルで降りることを申し出、パスモで支払いをしました。降車直後、運転手は半開きにしたドアを全開に開け放し、私の臀部にドアをぶつけてきたため、私は転倒しそうになりました。運転手の意趣返しでわざと当ててきたとしか思えず、仮に百歩譲って、その運転手がドア全開のタイミングを間違えたのだとしても、運転手は謝罪するべきだと思っておりますが、運転手は一向に謝罪の様子もなく、むしろせせら笑い、何事か私に言い放っておりましたので、腹が立って私は強くドアを押し閉めました。

 気を取り直し、道路を渡り、別のタクシーを待っていると、先ほどの運転手が追いかけてきて私の腕をつかみ、「ドアを蹴っただろう、へこんでいるぞ」などととんでもないうその言いがかりをつけてきました。「修理に三十万円以上かかる」などと言われ、らちが明きませんので、潔白を証明するため現場のタクシーに戻りました。ドアに傷がついていると運転手が示した箇所は、仮にそこを蹴ったとしても物理的にドアは閉まらない最下部のへりで、三センチほどメッキが剥げているものでした。私によるものではないことは、後にタクシー会社も認めております。私がタクシーのドアを蹴ったというのは事実ではありません。

 次に、降りてきたタクシー運転手を二発殴打したという報道も事実や状況が全く違います。外での口論中、運転手に私は様々な侮辱的発言を受け、運転手の明らかな挑発に加え、何らかの卑劣な意図も感じ始めておりました。つまり、運転手の私に対する極度の敵意、並びに攻撃的な態度と、立ち去ろうとした私をその後も数十メートルにわたり付きまとってくる辟易するほどの執拗さは、私が議員であることへの強烈な当てつけであることは理解しておりました。そのとき私は議員バッジをしており、幾度か運転手はそれへ目線を向けておりました。

 帰宅を急ぎ、トラブルを避けたい私が下手に出ていると、次第に運転手は激高し始め、幾度もこづいてきたり、私の襟元をつかんできました。私が警察へ連絡をするため携帯を取り出すと、運転手はその携帯を奪おうとしたり、たたき落とそうとするので、いよいよらちが明かないと思った私は、これは短慮なのですが、「後腐れなくやろうか」と問いかけると、運転手も「かかってこいよ」との返答でしたので、勢い殴打に達しました。その最中、路上キャッチの数人が乱入してきたため、その方々とも集団乱闘となり、転倒させられた私は左手首の尺骨を骨折しました。降りてきた運転手を二発殴打したという報道は実態と大いに違い、同意の上でのストリートファイトが集団乱闘に移行し、運転手以上のけがを私が負ったというのが事実です。

 次に、「言うとおりに走ってくれないので、殴ったと容疑を認めた」とありますが、私は一切一度もそのようなことはコメントしておりません。この事件は、多くの方々が指摘してくれたように、明らかに選挙に絡んだ別件逮捕でした。参議院選挙の三日後のことであり、捜査チームは、候補者が落選した当時の大阪維新の会の東京支部のメンバーを二週間以上にわたり尾行していました。取り調べでは我々が周遊した店名を克明に告げられました。尾行されていた大阪維新の会の東京支部メンバーの陣営内で要職にあった私が派手な乱闘を繰り広げてしまったということです。警察が運転手に被害届を強く出すように迫ったと思われます。

 逮捕後、私の全ての金融関係のもの、通帳、自宅のパソコン、携帯電話、手帳やメモ帳、ありとあらゆる政治活動用のものが押収されました。取調べでも殴打のことより、選挙期間中の飲食などの支払い状況や他議員の動向について鎌をかけられて聞かれました。警察は我々が飲み歩いた店や参加メンバーを全て把握していました。選挙中二週間、いや、それ以上完全に尾行されていました。けんかを売られたがゆえに買い、けんかに勝つも集団乱闘となり、被害者以上のけがをした私が加害者になるという不思議な事件になりました。

 今回の事件を受けて、交遊関係を見直し、悪友と手を切れとのアドバイスを、警察をはじめ多くの方々からも度々受けますが、悪友は私を支えてくれるかけがえのない友人であり、今後とも彼らと縁を切ることができません。乱痴気騒ぎは、毎回。逮捕される者も続出しておりますが、地域から見放され活動ができない私にとって、いつでもどこでも付き合ってくれる友人らと盛り場で場所を借り切って飲み、踊り狂うことも追い詰められた私にとっては必須の交遊活動です。薬物から立ち直ろうと懸命にもがいている者、違法賭博を疑われても抜け出せぬ者、私は薬物も賭博もやりませんが、重度のアルコール依存症と診断され治療に入りました。そしてそれらぎりぎりの者が何かを求めて政治にコミットするために選んだのが私です。彼らをたきつけたのも私ですが、今や私が彼らに頼らざるを得ないことも事実です。しかしながら、彼ら彼女らの団結力はすさまじく、前回の事件以降行われた昨年の選挙当選も彼らたちのおかげです。

 私の熱心な支持者は、酒で失敗した私のあらゆる愚行、そして私の度重なるストリートファイトや、踏み込まれたら、今回同様、幾度も事件化したであろう入れ墨を見せびらかす下卑た裸踊りもありとあらゆる私の救いようがない駄目な部分を見ています。その私の汚点部分を全て織り込み済みで投票していただいているということです。事ここに至り、もはや選挙に出るつもりはみじんもありませんが、仮に二年後の区議会議員選挙に出たとしても私は当選すると思っています。

 議員辞職勧告について重く受け止めますが、選挙区が分かれている国会議員や都道府県議会議員ではなく、選挙区内で当落を争っている区議会議員同士で民主主義の根幹をなす選挙結果を否定すること、すなわち選挙で決した議員の出処進退を、選挙でしのぎを削り合って、いわば敵同士で決すること自体に違和感がありましたが、九月七日の議員辞職勧告を受け、近しい関係者には、今回この場で議員辞職の表明をするかもしれないということを伝え、お世話になる就職先も決まっておりましたが、正直ここ数日、心が揺れ動いておりましたが、昨日改めて議員辞職勧告がなされたことを伺い、考えを変えました。  私は、本日出席を通達しており、出処進退を表明する機会として、前回定例会分五分を加えた十分の制限時間を得てこの場を選びました。にもかかわらず、意思表明をする、どう考えてもせざるを得ない日の前日に意思表明がないことを勧告理由にすることに違和感を持ちました。前回の事件など、とことん私を潰そうとした警察をはじめとした権力、事実と異なる報道、自殺するまで追い込んでやるとうそぶくSNSの方々を含め、これ以上個人の更生を目的としない社会的制裁を続けてこられるならば、たった一人でもくじけてはならないと思うに至りました。今期は支持者の負託を受けたわけですから、アルコール依存症の治療もしつつ体調の許す限りは、今期の通常の議会活動を行ってまいる所存です。御清聴ありがとうございました。

  〔区長(武井雅昭君)登壇〕

○区長(武井雅昭君) ただいまの虚偽報道に負けない会の赤坂大輔議員の御質問にお答えいたします。

 広聴システムにおける匿名意見の取扱いについてのお尋ねです。

 区は、区民の声を実名、匿名にかかわらず、貴重な御意見として区政に反映できるよう取り組んでおります。お名前と連絡先が明らかで、区の回答を求めている場合は本人に回答し、匿名の御意見については非公開とすべき情報を除き、原則として区の考え方を区ホームページで公表しております。引き続き、区民の声を幅広くお聴きし、港区区民の声への対応に関する要綱に基づき、適切な取扱いに努めてまいります。  よろしく御理解のほどお願いいたします。

○議長 以上にて、質問を終わります。