平成25年予算特別委員会 教育費
要旨
1 適性なスポーツ環境について
- (1)いよいよ決断の時が来つつある。如何に。
- (2)有識者と区民ニーズの乖離についての見解は。
2 スポーツ環境向上について
運動弱者を優遇し過ぎだ。甲斐がない。
3 その他
全文
◯委員(赤坂大輔君)
私もようやく出番が来まして、6日目ですか。多くの私より年少の委員のお話を拝聴しておりました。随分優秀な方が多いんでしょうが、到底、私と相入れない概念だと思っておりまして、何より若い委員に対して私が思うことは、性欲がすごく強いのだろうなということだけです。日本の秘するものとは違う即物的な、欧米的な、欧を入れてはヨーロッパに失礼ですね。アメリカンな、非常に即物的な性欲のようなものを感じます。性欲とは大事な要素です。そのような部分に私は随分感心しますし、敬意を表したいと思っています。
私は議員になって6年間、この間の選挙が終わって、この2年間は本当に空虚な思いにとらわれております。甚だ空虚な思い、大いなる違和感を持ってこの2年間鼻をつまんで通り過ぎたと言っても過言ではない。何のためにやっているのかと、私がやりたい、このようにあるべきであろうと思っていることとは違う方向に世の中が行ってしまったのだと思っています。平和や民主主義や平等や国際化など、その理念を獲得するために多くの方々が血を流したことに、思いをいたす者も少なく、さらには民主主義の発露たる選挙で選ばれている私自身も、それによって禄をはんでいるという違和感もありまして、自分自身に対して随分欺瞞性のようなものも感じましたし、このような部分で、世の中はそのようになっていくのだろうという流れに抗い切れないだろうという諦めを感じております。
よく私は引用するのですけれども、三島由紀夫氏、私は決して三島由紀夫の愛読者ではないのですけれども、むしろアンチなのですけれども、彼が死ぬ4カ月前に言った言葉が私は常に忘れられないのです。「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このままいったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日増しに深くする。日本はなくなって、そのかわりに、無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済的大国が極東の一角に残るであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである」と。
我が自民党も昨年12月に、多くの皆様の負託を受けて再び政権に返り咲きましたが、日本はなくなってもいいから景気だけよくしてほしい、日本はなくなってもいいから経済はよくなってほしいという方々に支えられているのだという自覚は持っていなければいけないと私自身は思っています。そして、そこに所属している私も随分空虚感にとらわれている今であります。
平坦な国際化、デジタル化、グローバル化を賞賛しているこの現状、そして国際化の最前線たる港区はただ安易にそれを受け入れて賞賛しようとしている。それは、でも私が考える日本の文化情念とは到底相入れないもので、多くの方々は、デジタル化いいじゃん、ICTいいじゃん、外国人が多いのですから国際化はいいじゃんって、まずその前に何か踏みとどまって考えるものはないのかと私は常々思っていまして、そのような違和感は常に民意にあらわれて、私は本当に腹立たしく思って、今回、質問を考える、皆さんはだんだん気づき始めたと思うのですけれども、何も考えていないな、こいつと思われていませんか。私も、今回テニスコートの件について取り上げるのですけれども、これを考えると、憤りといいますか、体に悪いのです。だから、何も考えないで私はここへ来ています。質問通告もしていますし、答弁もいただいていますから、ある程度そこから外れることもないようにやりますけれども、要するに、私は前から申し上げていましたけれども、港区のテニスコートは変えろ、砂入り人工芝コートはテニスコートではないと。変えろと言い続けてこの6年来た。前回はバラでしたけれども、バラをやめろと。この前も芝浦に行ったら、バラが全部ないのです。白井課長にお礼を言ったら、違うのです。あれは季節なのですと、また生えてくると。とげとげしく枝だけあって、剪定したのだろうと思ったのですけれども、そのようなことはない。ますます広がっていくということを聞いて、また私も空虚感にさいなまれて芝浦から歩いて来ましたけれども、テニスコートは変えろと言っているときに、ありていに前提から言いますと、アンケートをとったと、87.7%の方はオムニコートでいいと、人工芝コートでいいという結果になったのですと。民意というものは多くの間違いがある、民意が間違いだといったら、では、どのような手段があるのだということがあるのですけれども、例えば世界最古の木造建築物である法隆寺を、地震3.11がありましたから鉄筋にしましょう、これはだめですよね。法隆寺の意味がなくなるわけです。京都に行ったら、比叡山などに皆さんがよく行かれると思います。1回は行ったことがあると思うのですけれども、不滅の法灯という伝教大師最澄がつけて以来一度も消えたことがない炎があるのです。毎日、菜種油を継ぎ足して1,200年一度も消えたことがない。これを電気にしましょうと言ったらだめですよね。私は学研の「歴史群像」というところで本をつくっていたときに空海の特集をしまして、空海の生没年を書いたら高野山から電話が来まして、弘法様は亡くなっておりませんと。教義上は今でもご存命あそばして、奥の院に毎日食膳を出していますと。そのようなはずはない。食事代がもったいないからやめようとは誰も思わないでしょう。イギリスに行きますと白鳥が野山でとれますと、必ず日本の宮内庁のようなところに電話するのです。なぜかというと、白鳥はエリザベス女王のものだからです。白鳥というものは許可を得てから食べるのです。日本では伊達政宗などがよく食して舌鼓を打っていたらしいですけれども、そのようなことはいつから決まっているのですかと尋ねるとイギリス人は胸を張って答えます、12世紀からですと。伝統とは長く続けるものなのです。そこに民意やグローバリズムや、そのようなものの概念が入ったら文化は死ぬのです。
記憶に新しいと思うのですけれども、例えば皇位継承問題は女系でいいと思いますかと聞いたら、日本国民の85%がいいと言ったのです。女系と女性の区別がついていないのです。例えば私は赤坂ですから、赤坂家の男系男児です。私の母は菊地というので、私は菊地家の女系男子です。ですから私には菊地家の相続権はありません。
先日、北海道に行きまして、私の父は昭和15年生で70幾つですから、私がかわりに法要に東京から行きました。私は長男の長男だから。私の父の上に姉が1人いるのです。そこは千葉というのです。千葉の靖男といって、私の2個上ですけれども、法要の主たる法要主は、それは私です。靖男ではないです。よくいるのです。うちは4人女の子が生まれて女系家族なのですと、それは間違いですから。歴史的概念で言うと、男系とは父方です。女系とは母方。父方継承だということを言っていないままに集計をとると、そのようなことになるわけです。女系、女性の区別がわかっていないです。かつて8人いた女性天皇がいますけれども、それは男系の女性天皇ですから。条文第1条が、男女差別だと言うのです。文化に男女差別など別に関係ありません。文化は男女平等でなくていいのです。ただ、レベルを急降下させて話しますと、条文第1条、男系男子しか相続できないとありますけれども、では、条文第15条の男子は皇族になれないとありますが、どうなのですか。要するにあれは男女平等かどうかというと、男性差別なのです。民間の男性は絶対に入れない。民間の男性を皇族には絶対に入れないということが皇室の絶対原則なのです。だから姓もないのです。愛子様が天皇になることは、男系女子だから歴史的にいうとあり得ます。だけど、その次からは、私の息子と結婚したら、その子は赤坂家の内孫ですから、赤坂さんですから。民間の相続は財産権があるから、お姉さんも継ぐかもしれないけれども、天皇家、皇室とは祭祀権、祭祀をする資格者を選ぶ継承者なのです。だから、お父さんのお父さんのお父さんのとやったときに、125代前の初代神武天皇にいくかどうかなのです。私たちの父と母2人いますけれども、おじいさん・おばあさんは4人、その上は8人、その上は16人、その上は32人、掛ける2、掛ける2をやればネズミ算です。23代前になると100万人を超えるのです。戦国時代は日本人は700万人しかいないのですから、父の母の父のとたどっていけばほとんどみんな親戚なのです。母の父の父の母のとたどれば、必ず皆さんも最終的には皇室にいきます。だけど、父の父の父のと男系の一系でやってきたときということが皇室の存在意義なのですから、それを民間概念に合わせて変えようということは、伝統ではなくて流行風俗なのです。では、愛子様はどうなるのですかといったら、これはつながってきますから、聞いてください。愛子様は伊勢神宮の斎主になるのです。伊勢神宮の斎主は直系女性皇族しかなれないのです。今は天皇陛下のお姉様の池田厚子様です。ご代拝として黒田清子様、今、今上陛下のご長女がやっていますけれども、天皇の娘しかなれない斎主になるのです。役割が決まっているのです。そのようなことをしっかり学習させた上で世論調査したら、まずは8割が女系でいいなどと言うわけがないのです。そのようなものを変えるということは、当事者が守ってきたものに手を入れる、その核に触れるというおそれがなければいけないのですけれども、民間人の今の人はない。素人ならではの考え方などでしゃべる。私はこれはわかりませんと多くの人が言うべきだったと思うのですけれども、実際しかも、皇室の人たちはみんな、うちは男系でありますと言っているのです。世界最長の最も古い家ですから、寛仁親王殿下も、そのお父さんの三笠宮殿下も、みんなうちは男系です、女系は到底受け入れられないですと、当たり前ですと。今の天皇陛下にはお姉さんが3人いて、そこに男の子がいるのですから、昭和天皇の初孫は外孫なのです。東久邇さんという民間の人なのです。そのようなことを理解させてからアンケートをとるべきなのです。
テニスコートのアンケートに関しまして、まず何を言っているのだろうと思われていると思うので、テニスコートは土のコートとハードコートと芝のコートなどいろいろあるのですけれども、テレビでよくテニスコートごらんになって、港区のテニスコート見ると、何だこのテニスコートはと思うのです。人工芝のテニスコートになっています。これは世界的に認められていないテニスコートです。国際大会で一切使用されません。今の日本の国内トーナメントでも、砂入り人工芝コートである以上これから大会が主催されないことが決定しています。もっとも育成にも悪いし、けがもしやすい、ただ、雨になった後に乾きやすいという理由だけです。莫大な費用がかかる。オムニコートは1面1,500万円、クレーコート800万円、ハードコートは1,100万円、港区には12面コートがありますから、ハードコートを12面やると1億3,200万円、クレーコートは8,400万円、オムニコートは1億8,000万円、クレーコートより1億円余計にかかる。
前期にも随分言いましたけれども、先ほど私はオムニコートと人工芝コートと混在して言っていますけれども、オムニコートという言い方は、住友ゴム工業株式会社の商品なのです。ですから砂入り人工芝コートが正しいのですけれども、俗称でオムニコートと言っているのですけれども、オムニコートはテニスコートとしては認められていないという現状がある中で、このテニスコートのアンケートは、今回、芝浦でコート張り替えになりました。10年に一度張り替えるということでアンケートをとった。オムニコートの特色は、多少の雨でもプレーができる、ボールが滑りやすい、維持管理に手間がかからないと書いていまして、クレーコートはイレギュラーが多い、足腰への負担が少ないなど、両方のいいところ、悪いところ、ハードコートもボールが高く弾む、足腰の負担が大きいと書いていますけれども、平坦に羅列して並べていて、誰が見ても維持管理に手間がかからない、多少の雨でもプレーができるという人に全239件の問い合わせのうち201件はオムニコートに賛成した。ここに設置費用がかかる、国際大会には認められていない、そもそもテニス協会には認められていないコートだ、あとは産業廃棄物として廃棄される、膨大な金をかけて産業廃棄物としてこの人工芝は捨てる、これからの国内大会でも砂入り人工芝コートでないことを条件に開催を許可するなど、そのような条項が載っていたら絶対にアンケート結果は変わってくると思うのです。だから設問がすごく恣意的で、最初から結論を導こうとしているとしか思えないのです。
私の質問なのですけれども、ありていに言うと、10年に1回ということで、芝浦は平成16年8月にオムニコートにしたわけですから、ようやく10年目に差しかかっている。となると、麻布も青山もいよいよ差しかかってくるわけです。費用も少なく、そしてけがも少なく、初心者も上級者もみんな楽しめる。しかしながら、多少靴下が汚れるというだけのことなのですけれども、クレーコートに切り替えをしてほしいと、そもそも認められたコートに切り替えをしてほしいのです。青山も麻布も張り替えの時期が近づいています。どのようにお考えでしょうか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
世界の大会がハードコート、クレーコート、グラスコートで行われており、日本以外では砂入り人工芝の公式戦がほぼないと認識しております。今回、芝浦中央公園運動場で実施しましたアンケートでは、支持されている順からになりますが、砂入り人工芝のコートが201件、ハードコートが20件、クレーコートが8件の結果となっており、利用者の皆さんから砂入り人工芝のコートが支持されております。
アンケートを参考に、砂入り人工芝のコートがひざの負担が少なく安全性にすぐれること、また長もちしまして経済性にすぐれているという点で、パブリックコートとして有効であるとして選択したものでございます。
◯委員(赤坂大輔君)
課長には本当に足を運んでいただいて、一生懸命やっていただいているということは私は十分わかっているのです。今回のアンケートをとったということでも大きな前進なのです。民意がいかに当てにならないかということも浮き彫りにされました。今、足腰に負担がかからないとおっしゃいましたけれども、それは間違えています。3つのコートのうち、ハードコートはコンクリートですから最も足腰に負担がかかりますが、ハードコートはコンクリートなのでコーティングされていますから摩擦が少ないので、ラリーが早く終わるので試合時間がそれほど長くならない。足腰に負担はあるけれども、長くないから負担がない。クレーコートは、摩擦が多くでラリーは長く続くのですけれども、土なので負担がない。試合時間は長いけれども、土で体にやさしい。人工芝コートは、人工芝の下はコンクリートなので、最も足に負担がかかりながらも、土よりも人工芝のほうが摩擦が多いので、最もラリーが続きながら最も足腰に負担がかかる。最近活躍されている錦織君も、お父さんがオムニコートでは練習させないということを方針にしてやっていました。復帰したクルム伊達選手や多くの女子の選手が23人連盟で人工芝コートはやめてくれという声明を出し、スマッシュ、テニスクラシック、TT、テニスマガジン、そのようなテニスの4大雑誌も声明を出しています。
そのような状況の中で、別に選手育成のためならほかのクラブに入ればいいではないかということもあるかもしれないけれども、やはり港区からオリンピック、今オリンピックはテニス競技はないですけれども、プロの選手になってほしいということは各委員、港区に携わるみんなの夢だったりもするわけなのですけれども、少なくとも港区営のコートを使っている限りにおいては、選手育成の場にはなり得ない、港区のコートは避けようということは、やはり問題なのではないかと思っているのです。
どうですか。港区には日本チャンピオンがいることをご存じでしょうか。日本で一番テニスがうまい人がいます。人事課長の浦田さんです。50歳クラスの日本一です。あの人はデビスカップやウインブルドンに出た人にも勝っているのです。日本で一番スポーツ愛好家が多いのはテニスですから、一番テニス愛好家が多い年代は50歳ですから、そこで日本一うまいのです。すごいことだと思うのです。そのような方の意見を聞いてもいいと思うし、やはりテニスをやっている人とやっていない人、有識者という言い方は私は余り好きではないのですけれども、有識者と区民ニーズの乖離についてどのようにお考えですか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
テニスコートは、年間の稼働率が約95%と大変人気の施設となっております。そのために利用者から意見、要望、利用方法などを聞くことは大切なことと判断しております。
◯委員(赤坂大輔君)
それはわかっているのですけれども、一般ユーザーはわかっていないと言っているのです。何が違うかがわからないままにやっているからかわいそうではないですか。ある程度情報を提供してあげて選択させてほしいと思っているのです。
私も事情はわかるのです。やはり雨が降ると大会をしていると、やはり雨がやんでいたほうが主催者側はいいということはわかるのです。あと1面だけでも試験的にという話を課長ともしました。とてもありがたいと思ったのですけれども、大会を運営しているときに1面だけ違う種類のコートがあると、シューズも替えなければいけないので、少し現実的ではなかろうと。芝浦は全部で4面ありまして、都民大会の予選などをやっていることは存じています。そのような観点でいうと、これから2年後ぐらいに張り替えの時期になるのではなかろうかと思われる青山運動場のテニスコートは独立しているので、別にクレーコートやハードコートを導入することもオーケーなわけだと思っているのです。これはまたアンケートをとると思うのです。アンケートでクレーコートやハードコートに替えてほしいという意見があった場合は、課長はどのようにお考えですか。
(「ここまで言っているのだから1カ所ぐらいやってやれよ」と呼ぶ者あり)
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
今回、芝浦中央公園運動場で張り替えがございましたので、アンケートを実施いたしました。そのアンケートで利用者の意見の把握に努めたところでございます。これから実施を予定しております張り替えの工事に際しましては、95%という利用率の高い施設でございますので、当然、今、利用されている方のご意見、利用方法などを踏まえて、参考にしつつ有効なパブリックコートの材質として適切なものは何かというところを検討していきたいと考えてございます。
◯委員(赤坂大輔君)
課長、腹を割っていただいて、今回アンケート結果を受けてやったと、ハードコートやクレーコートがアンケート結果で上になったら、張り替える可能性はあるのですね。区民ニーズとして重大に捉えるわけですね。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
先ほども申しましたが、95%という大変多くの方が利用されている施設です。その中で今回件数的には、圧倒的に砂入り人工芝が支持されている状況がございました。今後の検討にあたりましては、またアンケートの結果によりまして、どのような材質がいいのかというところは参考にしていきたいと考えております。
◯委員(赤坂大輔君)
そうではないです。済みません、しつこいのですが、何でアンケートの結果によってどのような材質がいいのかということを参考にしなければいけないのですか。今3つの選択肢しかないです。オムニコートとハードコートとクレーコートしかないのです。今回アンケートでオムニコートになったから、オムニコートを張り替えるときにハードコートにしてもいいし、張り替えるときに土を入れてクレーコートにしてもよかったものをオムニコートにしたわけです、すなわち人工芝コートに。アンケート結果でクレーコートやハードコートに200件になったときに、なぜもう一回判断しなければいけないのですか。そうしたらハードコートやクレーコートにすべきなのではないですか。しかも安いのです。区民のアンケートに反する判断をすることがあり得るということですか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
改修にあたりましては、利用者の方の意見を踏まえて検討していくところでございます。
◯委員(赤坂大輔君)
私の空虚感がいや応なしに増しつつあります。わかりました。
青山あたりの私のテリトリーに来たときに、私は、テニスコートとは本来このようなものだとすごく感化していますから、アンケートを楽しみにしていただきたいと思っています。
次の質問なのですけれども、運動弱者を優遇し過ぎだと書きましたけれども、私は優遇がだめだと言っているのではないです。全体的にやろうということを言っているわけで、今回スポーカルや多くの区有施設でいろんな教室が行われていますけれども、私が拝見するところ、バランスボールや初級バドミントンやドッチビー、ソフトバレーボール、キンボール、ボッチャー、パドルテニス、アクアビクス、危険なにおいが全然しないのです。スポーツとはもっと競争性、競技性があって、勝ち負けがあって、勝ったからこその美酒、負けた屈辱からはい上がろうとする努力、自分を克服する目標設定等々スポーツのさまざまを、ソフト路線は奪っているのではないかと思うのです。
私の親の世代は、本当に人口が多くて、私の小さいころは、小・中学校のときは、大人が完全に運動場を占拠していまして、港区ではないですけれども、大きくなったらやれるのだと、うまくなったらこの運動場を使えるのだと思っていたのですけれども、いざ私が大きくなってみると、今度はその大人たちは高齢者になっていまして、まだ使っているのです。私までは年功序列で上を持ち上げるのです。私の下からは実力主義になっていて、今度、私たちが上になっていくと、きょうのすごくアメリカンな欧米化した若者たちは、すばらしい方々ですけれども、そのような方々にどんどん乗っ取られてしまう。要するに偏っているということです。どこかのクラブチームに入れと言うかもしれませんけれども、例えば子どもなどに港区からオリンピックに出そう、プロになろうとやったときに、区のこのような教室は全部初級者なのです。もっと伸ばすなどの観点はないのですか。何もできない人や最初の取りかかりなどといって、取りかかりで知り合った初級者たちの団結力はすごいのです。その後みんなでカードを融通し合って、予約してすさまじく競技しています。私たちは孤立して、もっと地域にいるスペシャリストを生かして、私も40歳ですからいいのですけれども、ある程度10代の上を目指そうとしている若者の教室やそのような観点、そのような主催はできませんか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
区では、平成24年3月に港区スポーツ推進計画を策定しております。計画では、誰もがスポーツライフを楽しみ、生涯にわたっていつでもどこでも、区民一人ひとりの興味や目的に応じてスポーツが楽しむことができるよう、それぞれのライフステージやレベルに応じた多様なスポーツ活動の機会の場を充実するものとしております。また数値目標としまして、成人の週1回以上のスポーツの実施率を65%以上としております。これは、成人の週に1回以上スポーツをする人が3人に2人になることを目指すものです。そのため運動不足になりがちな働き盛り世代、体力格差の拡大が憂慮される子どもたち、スポーツを通じて健康や生きがいを育む高齢者や障害者など、誰もが身近な場所でスポーツに親しみ、楽しみながら生涯を通じてスポーツに取り組むことができる環境づくりを目指し、計画を着実に進めていく必要があると考えてございます。
◯委員(赤坂大輔君)
どうもかみ合わない感じで終わりまして、ただ、課長は本当に動きも早くて、真摯に考えていただいているということは本当に感謝しています。これからもいい方向に行くと思うのです。課長のつぶらな瞳でいろいろ取材に来ていただいて、私もこう思っています、こうなのですと、決して私に流されることなくおっしゃっていただいているあの真っ直ぐな真摯な心は、ぜひ大事にしていただいて、これからのスポーツ施策にぜひ生かしていっていただきたいと思っております。ありがとうございました。
私もようやく出番が来まして、6日目ですか。多くの私より年少の委員のお話を拝聴しておりました。随分優秀な方が多いんでしょうが、到底、私と相入れない概念だと思っておりまして、何より若い委員に対して私が思うことは、性欲がすごく強いのだろうなということだけです。日本の秘するものとは違う即物的な、欧米的な、欧を入れてはヨーロッパに失礼ですね。アメリカンな、非常に即物的な性欲のようなものを感じます。性欲とは大事な要素です。そのような部分に私は随分感心しますし、敬意を表したいと思っています。
私は議員になって6年間、この間の選挙が終わって、この2年間は本当に空虚な思いにとらわれております。甚だ空虚な思い、大いなる違和感を持ってこの2年間鼻をつまんで通り過ぎたと言っても過言ではない。何のためにやっているのかと、私がやりたい、このようにあるべきであろうと思っていることとは違う方向に世の中が行ってしまったのだと思っています。平和や民主主義や平等や国際化など、その理念を獲得するために多くの方々が血を流したことに、思いをいたす者も少なく、さらには民主主義の発露たる選挙で選ばれている私自身も、それによって禄をはんでいるという違和感もありまして、自分自身に対して随分欺瞞性のようなものも感じましたし、このような部分で、世の中はそのようになっていくのだろうという流れに抗い切れないだろうという諦めを感じております。
よく私は引用するのですけれども、三島由紀夫氏、私は決して三島由紀夫の愛読者ではないのですけれども、むしろアンチなのですけれども、彼が死ぬ4カ月前に言った言葉が私は常に忘れられないのです。「私はこれからの日本に大して希望をつなぐことができない。このままいったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日増しに深くする。日本はなくなって、そのかわりに、無機質な、空っぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜け目がない、ある経済的大国が極東の一角に残るであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである」と。
我が自民党も昨年12月に、多くの皆様の負託を受けて再び政権に返り咲きましたが、日本はなくなってもいいから景気だけよくしてほしい、日本はなくなってもいいから経済はよくなってほしいという方々に支えられているのだという自覚は持っていなければいけないと私自身は思っています。そして、そこに所属している私も随分空虚感にとらわれている今であります。
平坦な国際化、デジタル化、グローバル化を賞賛しているこの現状、そして国際化の最前線たる港区はただ安易にそれを受け入れて賞賛しようとしている。それは、でも私が考える日本の文化情念とは到底相入れないもので、多くの方々は、デジタル化いいじゃん、ICTいいじゃん、外国人が多いのですから国際化はいいじゃんって、まずその前に何か踏みとどまって考えるものはないのかと私は常々思っていまして、そのような違和感は常に民意にあらわれて、私は本当に腹立たしく思って、今回、質問を考える、皆さんはだんだん気づき始めたと思うのですけれども、何も考えていないな、こいつと思われていませんか。私も、今回テニスコートの件について取り上げるのですけれども、これを考えると、憤りといいますか、体に悪いのです。だから、何も考えないで私はここへ来ています。質問通告もしていますし、答弁もいただいていますから、ある程度そこから外れることもないようにやりますけれども、要するに、私は前から申し上げていましたけれども、港区のテニスコートは変えろ、砂入り人工芝コートはテニスコートではないと。変えろと言い続けてこの6年来た。前回はバラでしたけれども、バラをやめろと。この前も芝浦に行ったら、バラが全部ないのです。白井課長にお礼を言ったら、違うのです。あれは季節なのですと、また生えてくると。とげとげしく枝だけあって、剪定したのだろうと思ったのですけれども、そのようなことはない。ますます広がっていくということを聞いて、また私も空虚感にさいなまれて芝浦から歩いて来ましたけれども、テニスコートは変えろと言っているときに、ありていに前提から言いますと、アンケートをとったと、87.7%の方はオムニコートでいいと、人工芝コートでいいという結果になったのですと。民意というものは多くの間違いがある、民意が間違いだといったら、では、どのような手段があるのだということがあるのですけれども、例えば世界最古の木造建築物である法隆寺を、地震3.11がありましたから鉄筋にしましょう、これはだめですよね。法隆寺の意味がなくなるわけです。京都に行ったら、比叡山などに皆さんがよく行かれると思います。1回は行ったことがあると思うのですけれども、不滅の法灯という伝教大師最澄がつけて以来一度も消えたことがない炎があるのです。毎日、菜種油を継ぎ足して1,200年一度も消えたことがない。これを電気にしましょうと言ったらだめですよね。私は学研の「歴史群像」というところで本をつくっていたときに空海の特集をしまして、空海の生没年を書いたら高野山から電話が来まして、弘法様は亡くなっておりませんと。教義上は今でもご存命あそばして、奥の院に毎日食膳を出していますと。そのようなはずはない。食事代がもったいないからやめようとは誰も思わないでしょう。イギリスに行きますと白鳥が野山でとれますと、必ず日本の宮内庁のようなところに電話するのです。なぜかというと、白鳥はエリザベス女王のものだからです。白鳥というものは許可を得てから食べるのです。日本では伊達政宗などがよく食して舌鼓を打っていたらしいですけれども、そのようなことはいつから決まっているのですかと尋ねるとイギリス人は胸を張って答えます、12世紀からですと。伝統とは長く続けるものなのです。そこに民意やグローバリズムや、そのようなものの概念が入ったら文化は死ぬのです。
記憶に新しいと思うのですけれども、例えば皇位継承問題は女系でいいと思いますかと聞いたら、日本国民の85%がいいと言ったのです。女系と女性の区別がついていないのです。例えば私は赤坂ですから、赤坂家の男系男児です。私の母は菊地というので、私は菊地家の女系男子です。ですから私には菊地家の相続権はありません。
先日、北海道に行きまして、私の父は昭和15年生で70幾つですから、私がかわりに法要に東京から行きました。私は長男の長男だから。私の父の上に姉が1人いるのです。そこは千葉というのです。千葉の靖男といって、私の2個上ですけれども、法要の主たる法要主は、それは私です。靖男ではないです。よくいるのです。うちは4人女の子が生まれて女系家族なのですと、それは間違いですから。歴史的概念で言うと、男系とは父方です。女系とは母方。父方継承だということを言っていないままに集計をとると、そのようなことになるわけです。女系、女性の区別がわかっていないです。かつて8人いた女性天皇がいますけれども、それは男系の女性天皇ですから。条文第1条が、男女差別だと言うのです。文化に男女差別など別に関係ありません。文化は男女平等でなくていいのです。ただ、レベルを急降下させて話しますと、条文第1条、男系男子しか相続できないとありますけれども、では、条文第15条の男子は皇族になれないとありますが、どうなのですか。要するにあれは男女平等かどうかというと、男性差別なのです。民間の男性は絶対に入れない。民間の男性を皇族には絶対に入れないということが皇室の絶対原則なのです。だから姓もないのです。愛子様が天皇になることは、男系女子だから歴史的にいうとあり得ます。だけど、その次からは、私の息子と結婚したら、その子は赤坂家の内孫ですから、赤坂さんですから。民間の相続は財産権があるから、お姉さんも継ぐかもしれないけれども、天皇家、皇室とは祭祀権、祭祀をする資格者を選ぶ継承者なのです。だから、お父さんのお父さんのお父さんのとやったときに、125代前の初代神武天皇にいくかどうかなのです。私たちの父と母2人いますけれども、おじいさん・おばあさんは4人、その上は8人、その上は16人、その上は32人、掛ける2、掛ける2をやればネズミ算です。23代前になると100万人を超えるのです。戦国時代は日本人は700万人しかいないのですから、父の母の父のとたどっていけばほとんどみんな親戚なのです。母の父の父の母のとたどれば、必ず皆さんも最終的には皇室にいきます。だけど、父の父の父のと男系の一系でやってきたときということが皇室の存在意義なのですから、それを民間概念に合わせて変えようということは、伝統ではなくて流行風俗なのです。では、愛子様はどうなるのですかといったら、これはつながってきますから、聞いてください。愛子様は伊勢神宮の斎主になるのです。伊勢神宮の斎主は直系女性皇族しかなれないのです。今は天皇陛下のお姉様の池田厚子様です。ご代拝として黒田清子様、今、今上陛下のご長女がやっていますけれども、天皇の娘しかなれない斎主になるのです。役割が決まっているのです。そのようなことをしっかり学習させた上で世論調査したら、まずは8割が女系でいいなどと言うわけがないのです。そのようなものを変えるということは、当事者が守ってきたものに手を入れる、その核に触れるというおそれがなければいけないのですけれども、民間人の今の人はない。素人ならではの考え方などでしゃべる。私はこれはわかりませんと多くの人が言うべきだったと思うのですけれども、実際しかも、皇室の人たちはみんな、うちは男系でありますと言っているのです。世界最長の最も古い家ですから、寛仁親王殿下も、そのお父さんの三笠宮殿下も、みんなうちは男系です、女系は到底受け入れられないですと、当たり前ですと。今の天皇陛下にはお姉さんが3人いて、そこに男の子がいるのですから、昭和天皇の初孫は外孫なのです。東久邇さんという民間の人なのです。そのようなことを理解させてからアンケートをとるべきなのです。
テニスコートのアンケートに関しまして、まず何を言っているのだろうと思われていると思うので、テニスコートは土のコートとハードコートと芝のコートなどいろいろあるのですけれども、テレビでよくテニスコートごらんになって、港区のテニスコート見ると、何だこのテニスコートはと思うのです。人工芝のテニスコートになっています。これは世界的に認められていないテニスコートです。国際大会で一切使用されません。今の日本の国内トーナメントでも、砂入り人工芝コートである以上これから大会が主催されないことが決定しています。もっとも育成にも悪いし、けがもしやすい、ただ、雨になった後に乾きやすいという理由だけです。莫大な費用がかかる。オムニコートは1面1,500万円、クレーコート800万円、ハードコートは1,100万円、港区には12面コートがありますから、ハードコートを12面やると1億3,200万円、クレーコートは8,400万円、オムニコートは1億8,000万円、クレーコートより1億円余計にかかる。
前期にも随分言いましたけれども、先ほど私はオムニコートと人工芝コートと混在して言っていますけれども、オムニコートという言い方は、住友ゴム工業株式会社の商品なのです。ですから砂入り人工芝コートが正しいのですけれども、俗称でオムニコートと言っているのですけれども、オムニコートはテニスコートとしては認められていないという現状がある中で、このテニスコートのアンケートは、今回、芝浦でコート張り替えになりました。10年に一度張り替えるということでアンケートをとった。オムニコートの特色は、多少の雨でもプレーができる、ボールが滑りやすい、維持管理に手間がかからないと書いていまして、クレーコートはイレギュラーが多い、足腰への負担が少ないなど、両方のいいところ、悪いところ、ハードコートもボールが高く弾む、足腰の負担が大きいと書いていますけれども、平坦に羅列して並べていて、誰が見ても維持管理に手間がかからない、多少の雨でもプレーができるという人に全239件の問い合わせのうち201件はオムニコートに賛成した。ここに設置費用がかかる、国際大会には認められていない、そもそもテニス協会には認められていないコートだ、あとは産業廃棄物として廃棄される、膨大な金をかけて産業廃棄物としてこの人工芝は捨てる、これからの国内大会でも砂入り人工芝コートでないことを条件に開催を許可するなど、そのような条項が載っていたら絶対にアンケート結果は変わってくると思うのです。だから設問がすごく恣意的で、最初から結論を導こうとしているとしか思えないのです。
私の質問なのですけれども、ありていに言うと、10年に1回ということで、芝浦は平成16年8月にオムニコートにしたわけですから、ようやく10年目に差しかかっている。となると、麻布も青山もいよいよ差しかかってくるわけです。費用も少なく、そしてけがも少なく、初心者も上級者もみんな楽しめる。しかしながら、多少靴下が汚れるというだけのことなのですけれども、クレーコートに切り替えをしてほしいと、そもそも認められたコートに切り替えをしてほしいのです。青山も麻布も張り替えの時期が近づいています。どのようにお考えでしょうか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
世界の大会がハードコート、クレーコート、グラスコートで行われており、日本以外では砂入り人工芝の公式戦がほぼないと認識しております。今回、芝浦中央公園運動場で実施しましたアンケートでは、支持されている順からになりますが、砂入り人工芝のコートが201件、ハードコートが20件、クレーコートが8件の結果となっており、利用者の皆さんから砂入り人工芝のコートが支持されております。
アンケートを参考に、砂入り人工芝のコートがひざの負担が少なく安全性にすぐれること、また長もちしまして経済性にすぐれているという点で、パブリックコートとして有効であるとして選択したものでございます。
◯委員(赤坂大輔君)
課長には本当に足を運んでいただいて、一生懸命やっていただいているということは私は十分わかっているのです。今回のアンケートをとったということでも大きな前進なのです。民意がいかに当てにならないかということも浮き彫りにされました。今、足腰に負担がかからないとおっしゃいましたけれども、それは間違えています。3つのコートのうち、ハードコートはコンクリートですから最も足腰に負担がかかりますが、ハードコートはコンクリートなのでコーティングされていますから摩擦が少ないので、ラリーが早く終わるので試合時間がそれほど長くならない。足腰に負担はあるけれども、長くないから負担がない。クレーコートは、摩擦が多くでラリーは長く続くのですけれども、土なので負担がない。試合時間は長いけれども、土で体にやさしい。人工芝コートは、人工芝の下はコンクリートなので、最も足に負担がかかりながらも、土よりも人工芝のほうが摩擦が多いので、最もラリーが続きながら最も足腰に負担がかかる。最近活躍されている錦織君も、お父さんがオムニコートでは練習させないということを方針にしてやっていました。復帰したクルム伊達選手や多くの女子の選手が23人連盟で人工芝コートはやめてくれという声明を出し、スマッシュ、テニスクラシック、TT、テニスマガジン、そのようなテニスの4大雑誌も声明を出しています。
そのような状況の中で、別に選手育成のためならほかのクラブに入ればいいではないかということもあるかもしれないけれども、やはり港区からオリンピック、今オリンピックはテニス競技はないですけれども、プロの選手になってほしいということは各委員、港区に携わるみんなの夢だったりもするわけなのですけれども、少なくとも港区営のコートを使っている限りにおいては、選手育成の場にはなり得ない、港区のコートは避けようということは、やはり問題なのではないかと思っているのです。
どうですか。港区には日本チャンピオンがいることをご存じでしょうか。日本で一番テニスがうまい人がいます。人事課長の浦田さんです。50歳クラスの日本一です。あの人はデビスカップやウインブルドンに出た人にも勝っているのです。日本で一番スポーツ愛好家が多いのはテニスですから、一番テニス愛好家が多い年代は50歳ですから、そこで日本一うまいのです。すごいことだと思うのです。そのような方の意見を聞いてもいいと思うし、やはりテニスをやっている人とやっていない人、有識者という言い方は私は余り好きではないのですけれども、有識者と区民ニーズの乖離についてどのようにお考えですか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
テニスコートは、年間の稼働率が約95%と大変人気の施設となっております。そのために利用者から意見、要望、利用方法などを聞くことは大切なことと判断しております。
◯委員(赤坂大輔君)
それはわかっているのですけれども、一般ユーザーはわかっていないと言っているのです。何が違うかがわからないままにやっているからかわいそうではないですか。ある程度情報を提供してあげて選択させてほしいと思っているのです。
私も事情はわかるのです。やはり雨が降ると大会をしていると、やはり雨がやんでいたほうが主催者側はいいということはわかるのです。あと1面だけでも試験的にという話を課長ともしました。とてもありがたいと思ったのですけれども、大会を運営しているときに1面だけ違う種類のコートがあると、シューズも替えなければいけないので、少し現実的ではなかろうと。芝浦は全部で4面ありまして、都民大会の予選などをやっていることは存じています。そのような観点でいうと、これから2年後ぐらいに張り替えの時期になるのではなかろうかと思われる青山運動場のテニスコートは独立しているので、別にクレーコートやハードコートを導入することもオーケーなわけだと思っているのです。これはまたアンケートをとると思うのです。アンケートでクレーコートやハードコートに替えてほしいという意見があった場合は、課長はどのようにお考えですか。
(「ここまで言っているのだから1カ所ぐらいやってやれよ」と呼ぶ者あり)
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
今回、芝浦中央公園運動場で張り替えがございましたので、アンケートを実施いたしました。そのアンケートで利用者の意見の把握に努めたところでございます。これから実施を予定しております張り替えの工事に際しましては、95%という利用率の高い施設でございますので、当然、今、利用されている方のご意見、利用方法などを踏まえて、参考にしつつ有効なパブリックコートの材質として適切なものは何かというところを検討していきたいと考えてございます。
◯委員(赤坂大輔君)
課長、腹を割っていただいて、今回アンケート結果を受けてやったと、ハードコートやクレーコートがアンケート結果で上になったら、張り替える可能性はあるのですね。区民ニーズとして重大に捉えるわけですね。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
先ほども申しましたが、95%という大変多くの方が利用されている施設です。その中で今回件数的には、圧倒的に砂入り人工芝が支持されている状況がございました。今後の検討にあたりましては、またアンケートの結果によりまして、どのような材質がいいのかというところは参考にしていきたいと考えております。
◯委員(赤坂大輔君)
そうではないです。済みません、しつこいのですが、何でアンケートの結果によってどのような材質がいいのかということを参考にしなければいけないのですか。今3つの選択肢しかないです。オムニコートとハードコートとクレーコートしかないのです。今回アンケートでオムニコートになったから、オムニコートを張り替えるときにハードコートにしてもいいし、張り替えるときに土を入れてクレーコートにしてもよかったものをオムニコートにしたわけです、すなわち人工芝コートに。アンケート結果でクレーコートやハードコートに200件になったときに、なぜもう一回判断しなければいけないのですか。そうしたらハードコートやクレーコートにすべきなのではないですか。しかも安いのです。区民のアンケートに反する判断をすることがあり得るということですか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
改修にあたりましては、利用者の方の意見を踏まえて検討していくところでございます。
◯委員(赤坂大輔君)
私の空虚感がいや応なしに増しつつあります。わかりました。
青山あたりの私のテリトリーに来たときに、私は、テニスコートとは本来このようなものだとすごく感化していますから、アンケートを楽しみにしていただきたいと思っています。
次の質問なのですけれども、運動弱者を優遇し過ぎだと書きましたけれども、私は優遇がだめだと言っているのではないです。全体的にやろうということを言っているわけで、今回スポーカルや多くの区有施設でいろんな教室が行われていますけれども、私が拝見するところ、バランスボールや初級バドミントンやドッチビー、ソフトバレーボール、キンボール、ボッチャー、パドルテニス、アクアビクス、危険なにおいが全然しないのです。スポーツとはもっと競争性、競技性があって、勝ち負けがあって、勝ったからこその美酒、負けた屈辱からはい上がろうとする努力、自分を克服する目標設定等々スポーツのさまざまを、ソフト路線は奪っているのではないかと思うのです。
私の親の世代は、本当に人口が多くて、私の小さいころは、小・中学校のときは、大人が完全に運動場を占拠していまして、港区ではないですけれども、大きくなったらやれるのだと、うまくなったらこの運動場を使えるのだと思っていたのですけれども、いざ私が大きくなってみると、今度はその大人たちは高齢者になっていまして、まだ使っているのです。私までは年功序列で上を持ち上げるのです。私の下からは実力主義になっていて、今度、私たちが上になっていくと、きょうのすごくアメリカンな欧米化した若者たちは、すばらしい方々ですけれども、そのような方々にどんどん乗っ取られてしまう。要するに偏っているということです。どこかのクラブチームに入れと言うかもしれませんけれども、例えば子どもなどに港区からオリンピックに出そう、プロになろうとやったときに、区のこのような教室は全部初級者なのです。もっと伸ばすなどの観点はないのですか。何もできない人や最初の取りかかりなどといって、取りかかりで知り合った初級者たちの団結力はすごいのです。その後みんなでカードを融通し合って、予約してすさまじく競技しています。私たちは孤立して、もっと地域にいるスペシャリストを生かして、私も40歳ですからいいのですけれども、ある程度10代の上を目指そうとしている若者の教室やそのような観点、そのような主催はできませんか。
◯生涯学習推進課長(白井隆司君)
区では、平成24年3月に港区スポーツ推進計画を策定しております。計画では、誰もがスポーツライフを楽しみ、生涯にわたっていつでもどこでも、区民一人ひとりの興味や目的に応じてスポーツが楽しむことができるよう、それぞれのライフステージやレベルに応じた多様なスポーツ活動の機会の場を充実するものとしております。また数値目標としまして、成人の週1回以上のスポーツの実施率を65%以上としております。これは、成人の週に1回以上スポーツをする人が3人に2人になることを目指すものです。そのため運動不足になりがちな働き盛り世代、体力格差の拡大が憂慮される子どもたち、スポーツを通じて健康や生きがいを育む高齢者や障害者など、誰もが身近な場所でスポーツに親しみ、楽しみながら生涯を通じてスポーツに取り組むことができる環境づくりを目指し、計画を着実に進めていく必要があると考えてございます。
◯委員(赤坂大輔君)
どうもかみ合わない感じで終わりまして、ただ、課長は本当に動きも早くて、真摯に考えていただいているということは本当に感謝しています。これからもいい方向に行くと思うのです。課長のつぶらな瞳でいろいろ取材に来ていただいて、私もこう思っています、こうなのですと、決して私に流されることなくおっしゃっていただいているあの真っ直ぐな真摯な心は、ぜひ大事にしていただいて、これからのスポーツ施策にぜひ生かしていっていただきたいと思っております。ありがとうございました。