平成24年第3回定例会決算特別委員会 総務費
要旨
1 区長選の投票率が過去最低であったことを、区長当人に詰問するというすっとんきょうな質疑が主流を成している。しかしながら「投票は行かないが区政に意見は言う」という無道が通らないことくらい区民は認識しているはず。白紙投票もできる状況下、区長選投票率22%、78%の有権者は参画を放棄、すなわち区政を委任したと解釈するのが、直接選挙制度下における通義ではないか。
2 二連ポスターの法的根拠は。
3 その他
全文
◯委員(赤坂大輔君)
よろしくお願いします。今回は選挙についてお伺いします。
私は夜な夜な赤坂とかで飲んだりしています。最初は大勢いるんですけど、ロケットを切り離して勢いつくような感じで、最後は一人になって赤坂に戻る。赤坂で飲んでいると、さまざまな方に話しかけられたりとか、私が話しかけていることもあるんですけど。そういう中には、私が赤坂大輔ということを認識している人が多いですから、「赤坂さんに入れましたよ」という人が多い。それよりも多いのが、「七戸さんに入れました。七戸さんに入れましたけど、ちょっと赤坂大輔に意見がある」、そういう人は聞きます。私が聞かないのは、「選挙に行きませんでしたけど、ちょっと意見があります」。これは、「いや、聞きません」と最初から言います。そういうような矛盾というのを、言ってしまえば終わりですけど、多くの人が感じているのではないかと思います。
私、よく右翼青年とかから問い合わせがあったりして、「赤坂先生から昨今の日本の情勢についてご高説を拝聴したい」とか言って右翼青年から来て、断るのもなんだから、近くに行ったら、待ち合わせとかは大抵スターバックスコーヒーとかなんです。大抵話がかみ合わなくて、「君は、スターバックスで待ち合わせもいいけど、地元の行きつけのそば屋あるの」とか言うと、「いや、そんなのないです」と。「8月15日は靖国神社を参拝すべきです」と言うから、「みじんも異論はないけれども、彼女いるの」とか、「町会入っているの」とか、「そこのごみどうするのよ」という。まず、やるべきことをやってから意見を言おうよというのが私はすごくありまして、異論はあるかもしれませんが、親戚づき合いが嫌だとか、親の面倒を見るのも嫌だと。独身を謳歌したい。だけど孤独死は嫌だとか、そんなこと無理なわけです。どこぞの政治家が「家族18歳になったら、家族解散式します」と言っていました。何で死ぬときに一族郎党が集まってくれるのですか。個人主義の行き着く先は孤独死というのは、自然な形です。
いずれにしても、いろいろ矛盾がある人がいるんです。けじめつけなさいと言って、チャックが開いていたりね。だからそういうのと同列に、それぐらい、選挙に行かなかった人が意見を言うというのはおかしい。いずれ話しますけど、タウンミーティングとかでいろいろ意見収集しているから、そういう場で意見を言えるから選挙に行かない人も当然いるのです。いろいろ委員の方も区長選が終わってから聞いていますけど、話を聞いていると、議会がなくていいという議論に行き着くのです。
代議制ですから。よく民主党政権が民意を問うと言っている。民意を問うというのが全て正しいなら、議会なんかない方がいいのです。今、直接選挙制なんかできるじゃないですか。直接選挙すればいいのです。住民投票で全部決めればいいのです。インターネットだってあるのだから。そうじゃないの、我々議員というのは。殊さら投票率を上げよう、上げようということをやみくもに言うというのは自殺行為なので。そういう人に限ってカダフィ大佐とか応援していないんです。そういう人にとっては、カダフィ大佐なんか偉いです。議員がいると、これだけ無駄になりますと。議員の数を減らしましょう、減らしましょうと言って独裁制をしっかりやった、議員の数を減らせと言っている人はカダフィ大佐を応援したのかと。議員の数とか、議員の存在を経済効率でしか見ていないで、数を減らせとかいうようなことを言っている人たちには、ぜひカダフィ大佐を応援してほしい。負けてしまいましたけどね。
私の質問通告は、区長選の投票率が過去最低だったことを区長当人に詰問するというすっとんきょうな質疑が主流をなしている。しかしながら、投票は行かない学生に意見を言うという無道が通らないことくらい区民は認識しているはず。白紙投票もできる状況下。白紙投票はできるのです。区長選の投票率は22.13%で約78%の有権者は参画放棄、すなわち区政を委任したと解釈した方がいいのではないかと、もういいかげん思うんですね。もう随分やり尽くしたと思います。区長選挙における投票率についてですけれども、投票率を向上させるための工夫とか方法はいろいろあったと思いますけれども、お聞かせください。また、今後どのような取り組みが考えられるか。
◯選挙管理委員会事務局長(山下 充君)
区長選挙に関して言えば、今回、ご承知のとおり、記号式投票を導入いたしました。記号式投票を導入したこと自体は、もちろん投票率の向上を目的としたものではなくて、投票の利便性の向上等を直接の目的としているわけですが、ただ、このように利便性の向上に一生懸命努めている、改革に努めているという姿をわかりやすく有権者の皆さんに見ていただくことで、今まで関心を持っていただかなかった方にも関心を持っていただくことも選挙管理委員の先生方は目指していらっしゃいました。そういう意味で記号式投票の導入にかかわるいろいろなPRを積極的に展開したわけですが、その中で、当然、投票の呼びかけ等もいたしました。いろいろな場面で委員の皆さんともお会いしたこともありますが、明るい選挙推進協議会の皆さんが中心になりまして、例えば、全区立保育園、全区立幼稚園に実際に赴いて個別に働きかけをするなど、これまでにない濃密な啓発活動を実施しております。
今後につきましては、いろいろな総括の中で、選挙管理委員会としても啓発に足りない部分があったという反省があります。再三これまでの質疑の中でも答弁で触れましたが、やはり若い方の投票率が特に低いということで、そこに焦点を当てた啓発というのが一番大事だと考えております。長期的な取り組み、短期的な取り組み、さまざまありますが、例えば若者による選挙啓発サポーターというような仕組みを立ち上げることも一つですし、また、もう少し長期的な取り組みといたしましては、学校教育の現場で子どもたちに直接働きかけるような取り組みもしておりますけれども、これをさらに広げることも大事かと考えております。
◯委員(赤坂大輔君)
もう随分やっていただいている。以前、去年の予算特別委員会でしたか、病院などベッドの上でも投票できるとかいう、そういうのもあったはず、随分いろいろ手を尽くしてやっているのだなと。あとは区民に投げかけるしかないと個人的には思っていますけれども、ここにいらっしゃる委員は、まだそうは思っていない人の方が多いみたいなので、どのようにすれば投票率が上がるのか拝聴したいのですけど、若者が選挙に行かないんだったら、若者が損するだけです。うちの子なんて生まれた瞬間、800万円借金があります。だけど、それは若者が声を上げていかないと、高齢者優遇の政策にどんどんなる。それは当たり前のことです。しようがないことだなと思っているので。
よくインターネット投票とか言っていますけど、とんでもない話で、エロサイトとか見ている途中に急に思いついて、「きょう選挙だな」と言って、「赤坂大輔、何か名前いいね」って入れられたって何ということもないですけど、やはり今とは思いが違うのです。足を運ぶということで、今回区長選は記号式でしたけれども、フルネームを書いてもらったということの意識が私たちの中にあるわけで、投票率は上げるべきですけれども、安易に投票率を上げるということで民意におもねるのは非常に恥ずかしいことだと思っていますので、その辺は意識を。ちょっと投げかけてみたということです。
公職選挙法にのっとって我々は選挙をするわけですけれども、公職選挙法をしっかり熟読している方はほぼいないというか、熟読しているのでしょうけれども、多くの方は知らない。私も折に触れ読んでみましたけれども、よく2連ポスターとか3連ポスターがありますよね。私の場合でいうと、自民党とあって、私がいて、もう一人いる。3分の1でなければいけないと我々は認識しておるわけです。弁士ということで我々は出るわけですけど。この根拠というのはどこにあるのでしょうか。3分の1でなければいけないという根拠は、公職選挙法、どこを読んでも出てこない。
◯選挙管理委員会事務局長(山下 充君)
少し長くなりますが、丁寧に説明させていただきます。公職の候補者及び後援団体の政治活動用ポスターの掲示につきましては、公職選挙法で厳しく規制がされております。第143条第16項の規定ですが、政党等の政治活動用ポスター、いわゆる今お話に出た2連ポスター、3連ポスター、このようなものはこの規定の対象の外にあります。ただし、規制の厳しい個人用ポスターなのか、政党等の政治活動用ポスターなのか、この見極めはかなり微妙なところがありまして、私どもの事務局にもよく問い合わせや相談があります。これは全国恐らくどこでも同じことだと思います。国に対して選挙管理委員会を通じて正式な問い合わせが過去になされております。これに対する国の正式な見解が文書になっております。今のところこれが明文化されている根拠となっております。
具体的に申しますと、選挙時報という、これは全国市区選挙管理委員会連合会という団体が毎月発行しております選挙情報誌であります。この第50号、平成13年12月発行のものに今申し上げたところが掲載されております。後ほど参考のために各会派にコピーをお届けしようと思いますが、総務省選挙部選挙課が執筆しております解説選挙関係実例判例という記事がありまして、この中で、今お話に出ました、いわゆる2連ポスター、3連ポスターにかかわる外形的な判断基準が示されております。よく言われております2連ポスター、政党の演説会のポスターに例えば弁士2人の顔写真、お名前が掲載されている場合に、今、お話の中にも出ておりましたように、お二人の弁士の紹介部分の面積が偏っていてはいけない。同じでないといけない。それから、政党や演説会の告知の記載部分の面積が弁士おのおのの面積以上に確保されていなければならない。このようなことが明記されております。これが先ほどお話に出ました3分の1ということになります。
一言で簡単に申し上げれば、一人だけ目立っているものは個人ポスターと見られますよということであります。私ども選挙管理委員会事務局が具体的に相談を受けた場合には、この基準に照らして、総合的に判断して助言をさせていただいております。面積もはかっているのかと聞かれますけれども、実際に定規を当ててはかっております。それから、氏名の大きさですとか、氏名の字の色、これも特定の方だけが目立つようになってはいないか。このあたりも注意して見ております。
◯委員(赤坂大輔君)
事ほどさように。総務省の指導だということですけれども、要するにいい意味でも、悪い意味でもさじかげんだし、選挙というのは生きているということだと思います。知恵を出し合って、当然我々は選挙を経ていないと、この資格がないわけで、先ほど民意軽視みたいなことを再三述べていますけれども、当然私も選挙で選ばれているわけですから、民意を無視するわけにはいかないのですけれども、私はほかの場所でも申し上げましたけれども、タウンミーティングとか、よく町場に行きますと、公選で選ばれた私と、町場で私選でそれぞれ選んだような人の中では、私をすごく軽視するような人も当然いるわけです。そういう人にはくぎを刺すと、皆さんもくぎを刺していただきたい。我々議員は公職選挙で選ばれ、4年に1回選挙で選ばれるわけですけれども、区民はタウンミーティングとかで当然意見が言えるので、タウンミーティングで意見が言えるとか、区民一人ひとりの声とかを一人ひとり聞くとか、そういう場所があると、果たしてどうなんですかね。屋上屋を架すというか、議会の存在意義というものにかかわってくるということを多くの方が気づいているはずですけれども、誰も私以外言っていることを聞いたことがない、漏れ伝え聞くところによったりとかはありますけど、その辺は腰を据えてもう少し議論すべきだなと思っているので、私も情報を集めて提言していこうと思いますけれども、少なくともタウンミーティングとか、そういう町場で何かを聞くという場合には、まずは選挙に行ってもらってという、選挙で区長が負託を受けるということを言っていただかないと。区長に質問してもしようがないと思います。区長選挙の投票率が低いということを区長に聞いても、区長も上がってほしいと思っているわけですから。多くの委員の質疑を不思議だなと思って聞いていましたけど。
まとまらなくなってきましたので、失礼します。ありがとうございました。
よろしくお願いします。今回は選挙についてお伺いします。
私は夜な夜な赤坂とかで飲んだりしています。最初は大勢いるんですけど、ロケットを切り離して勢いつくような感じで、最後は一人になって赤坂に戻る。赤坂で飲んでいると、さまざまな方に話しかけられたりとか、私が話しかけていることもあるんですけど。そういう中には、私が赤坂大輔ということを認識している人が多いですから、「赤坂さんに入れましたよ」という人が多い。それよりも多いのが、「七戸さんに入れました。七戸さんに入れましたけど、ちょっと赤坂大輔に意見がある」、そういう人は聞きます。私が聞かないのは、「選挙に行きませんでしたけど、ちょっと意見があります」。これは、「いや、聞きません」と最初から言います。そういうような矛盾というのを、言ってしまえば終わりですけど、多くの人が感じているのではないかと思います。
私、よく右翼青年とかから問い合わせがあったりして、「赤坂先生から昨今の日本の情勢についてご高説を拝聴したい」とか言って右翼青年から来て、断るのもなんだから、近くに行ったら、待ち合わせとかは大抵スターバックスコーヒーとかなんです。大抵話がかみ合わなくて、「君は、スターバックスで待ち合わせもいいけど、地元の行きつけのそば屋あるの」とか言うと、「いや、そんなのないです」と。「8月15日は靖国神社を参拝すべきです」と言うから、「みじんも異論はないけれども、彼女いるの」とか、「町会入っているの」とか、「そこのごみどうするのよ」という。まず、やるべきことをやってから意見を言おうよというのが私はすごくありまして、異論はあるかもしれませんが、親戚づき合いが嫌だとか、親の面倒を見るのも嫌だと。独身を謳歌したい。だけど孤独死は嫌だとか、そんなこと無理なわけです。どこぞの政治家が「家族18歳になったら、家族解散式します」と言っていました。何で死ぬときに一族郎党が集まってくれるのですか。個人主義の行き着く先は孤独死というのは、自然な形です。
いずれにしても、いろいろ矛盾がある人がいるんです。けじめつけなさいと言って、チャックが開いていたりね。だからそういうのと同列に、それぐらい、選挙に行かなかった人が意見を言うというのはおかしい。いずれ話しますけど、タウンミーティングとかでいろいろ意見収集しているから、そういう場で意見を言えるから選挙に行かない人も当然いるのです。いろいろ委員の方も区長選が終わってから聞いていますけど、話を聞いていると、議会がなくていいという議論に行き着くのです。
代議制ですから。よく民主党政権が民意を問うと言っている。民意を問うというのが全て正しいなら、議会なんかない方がいいのです。今、直接選挙制なんかできるじゃないですか。直接選挙すればいいのです。住民投票で全部決めればいいのです。インターネットだってあるのだから。そうじゃないの、我々議員というのは。殊さら投票率を上げよう、上げようということをやみくもに言うというのは自殺行為なので。そういう人に限ってカダフィ大佐とか応援していないんです。そういう人にとっては、カダフィ大佐なんか偉いです。議員がいると、これだけ無駄になりますと。議員の数を減らしましょう、減らしましょうと言って独裁制をしっかりやった、議員の数を減らせと言っている人はカダフィ大佐を応援したのかと。議員の数とか、議員の存在を経済効率でしか見ていないで、数を減らせとかいうようなことを言っている人たちには、ぜひカダフィ大佐を応援してほしい。負けてしまいましたけどね。
私の質問通告は、区長選の投票率が過去最低だったことを区長当人に詰問するというすっとんきょうな質疑が主流をなしている。しかしながら、投票は行かない学生に意見を言うという無道が通らないことくらい区民は認識しているはず。白紙投票もできる状況下。白紙投票はできるのです。区長選の投票率は22.13%で約78%の有権者は参画放棄、すなわち区政を委任したと解釈した方がいいのではないかと、もういいかげん思うんですね。もう随分やり尽くしたと思います。区長選挙における投票率についてですけれども、投票率を向上させるための工夫とか方法はいろいろあったと思いますけれども、お聞かせください。また、今後どのような取り組みが考えられるか。
◯選挙管理委員会事務局長(山下 充君)
区長選挙に関して言えば、今回、ご承知のとおり、記号式投票を導入いたしました。記号式投票を導入したこと自体は、もちろん投票率の向上を目的としたものではなくて、投票の利便性の向上等を直接の目的としているわけですが、ただ、このように利便性の向上に一生懸命努めている、改革に努めているという姿をわかりやすく有権者の皆さんに見ていただくことで、今まで関心を持っていただかなかった方にも関心を持っていただくことも選挙管理委員の先生方は目指していらっしゃいました。そういう意味で記号式投票の導入にかかわるいろいろなPRを積極的に展開したわけですが、その中で、当然、投票の呼びかけ等もいたしました。いろいろな場面で委員の皆さんともお会いしたこともありますが、明るい選挙推進協議会の皆さんが中心になりまして、例えば、全区立保育園、全区立幼稚園に実際に赴いて個別に働きかけをするなど、これまでにない濃密な啓発活動を実施しております。
今後につきましては、いろいろな総括の中で、選挙管理委員会としても啓発に足りない部分があったという反省があります。再三これまでの質疑の中でも答弁で触れましたが、やはり若い方の投票率が特に低いということで、そこに焦点を当てた啓発というのが一番大事だと考えております。長期的な取り組み、短期的な取り組み、さまざまありますが、例えば若者による選挙啓発サポーターというような仕組みを立ち上げることも一つですし、また、もう少し長期的な取り組みといたしましては、学校教育の現場で子どもたちに直接働きかけるような取り組みもしておりますけれども、これをさらに広げることも大事かと考えております。
◯委員(赤坂大輔君)
もう随分やっていただいている。以前、去年の予算特別委員会でしたか、病院などベッドの上でも投票できるとかいう、そういうのもあったはず、随分いろいろ手を尽くしてやっているのだなと。あとは区民に投げかけるしかないと個人的には思っていますけれども、ここにいらっしゃる委員は、まだそうは思っていない人の方が多いみたいなので、どのようにすれば投票率が上がるのか拝聴したいのですけど、若者が選挙に行かないんだったら、若者が損するだけです。うちの子なんて生まれた瞬間、800万円借金があります。だけど、それは若者が声を上げていかないと、高齢者優遇の政策にどんどんなる。それは当たり前のことです。しようがないことだなと思っているので。
よくインターネット投票とか言っていますけど、とんでもない話で、エロサイトとか見ている途中に急に思いついて、「きょう選挙だな」と言って、「赤坂大輔、何か名前いいね」って入れられたって何ということもないですけど、やはり今とは思いが違うのです。足を運ぶということで、今回区長選は記号式でしたけれども、フルネームを書いてもらったということの意識が私たちの中にあるわけで、投票率は上げるべきですけれども、安易に投票率を上げるということで民意におもねるのは非常に恥ずかしいことだと思っていますので、その辺は意識を。ちょっと投げかけてみたということです。
公職選挙法にのっとって我々は選挙をするわけですけれども、公職選挙法をしっかり熟読している方はほぼいないというか、熟読しているのでしょうけれども、多くの方は知らない。私も折に触れ読んでみましたけれども、よく2連ポスターとか3連ポスターがありますよね。私の場合でいうと、自民党とあって、私がいて、もう一人いる。3分の1でなければいけないと我々は認識しておるわけです。弁士ということで我々は出るわけですけど。この根拠というのはどこにあるのでしょうか。3分の1でなければいけないという根拠は、公職選挙法、どこを読んでも出てこない。
◯選挙管理委員会事務局長(山下 充君)
少し長くなりますが、丁寧に説明させていただきます。公職の候補者及び後援団体の政治活動用ポスターの掲示につきましては、公職選挙法で厳しく規制がされております。第143条第16項の規定ですが、政党等の政治活動用ポスター、いわゆる今お話に出た2連ポスター、3連ポスター、このようなものはこの規定の対象の外にあります。ただし、規制の厳しい個人用ポスターなのか、政党等の政治活動用ポスターなのか、この見極めはかなり微妙なところがありまして、私どもの事務局にもよく問い合わせや相談があります。これは全国恐らくどこでも同じことだと思います。国に対して選挙管理委員会を通じて正式な問い合わせが過去になされております。これに対する国の正式な見解が文書になっております。今のところこれが明文化されている根拠となっております。
具体的に申しますと、選挙時報という、これは全国市区選挙管理委員会連合会という団体が毎月発行しております選挙情報誌であります。この第50号、平成13年12月発行のものに今申し上げたところが掲載されております。後ほど参考のために各会派にコピーをお届けしようと思いますが、総務省選挙部選挙課が執筆しております解説選挙関係実例判例という記事がありまして、この中で、今お話に出ました、いわゆる2連ポスター、3連ポスターにかかわる外形的な判断基準が示されております。よく言われております2連ポスター、政党の演説会のポスターに例えば弁士2人の顔写真、お名前が掲載されている場合に、今、お話の中にも出ておりましたように、お二人の弁士の紹介部分の面積が偏っていてはいけない。同じでないといけない。それから、政党や演説会の告知の記載部分の面積が弁士おのおのの面積以上に確保されていなければならない。このようなことが明記されております。これが先ほどお話に出ました3分の1ということになります。
一言で簡単に申し上げれば、一人だけ目立っているものは個人ポスターと見られますよということであります。私ども選挙管理委員会事務局が具体的に相談を受けた場合には、この基準に照らして、総合的に判断して助言をさせていただいております。面積もはかっているのかと聞かれますけれども、実際に定規を当ててはかっております。それから、氏名の大きさですとか、氏名の字の色、これも特定の方だけが目立つようになってはいないか。このあたりも注意して見ております。
◯委員(赤坂大輔君)
事ほどさように。総務省の指導だということですけれども、要するにいい意味でも、悪い意味でもさじかげんだし、選挙というのは生きているということだと思います。知恵を出し合って、当然我々は選挙を経ていないと、この資格がないわけで、先ほど民意軽視みたいなことを再三述べていますけれども、当然私も選挙で選ばれているわけですから、民意を無視するわけにはいかないのですけれども、私はほかの場所でも申し上げましたけれども、タウンミーティングとか、よく町場に行きますと、公選で選ばれた私と、町場で私選でそれぞれ選んだような人の中では、私をすごく軽視するような人も当然いるわけです。そういう人にはくぎを刺すと、皆さんもくぎを刺していただきたい。我々議員は公職選挙で選ばれ、4年に1回選挙で選ばれるわけですけれども、区民はタウンミーティングとかで当然意見が言えるので、タウンミーティングで意見が言えるとか、区民一人ひとりの声とかを一人ひとり聞くとか、そういう場所があると、果たしてどうなんですかね。屋上屋を架すというか、議会の存在意義というものにかかわってくるということを多くの方が気づいているはずですけれども、誰も私以外言っていることを聞いたことがない、漏れ伝え聞くところによったりとかはありますけど、その辺は腰を据えてもう少し議論すべきだなと思っているので、私も情報を集めて提言していこうと思いますけれども、少なくともタウンミーティングとか、そういう町場で何かを聞くという場合には、まずは選挙に行ってもらってという、選挙で区長が負託を受けるということを言っていただかないと。区長に質問してもしようがないと思います。区長選挙の投票率が低いということを区長に聞いても、区長も上がってほしいと思っているわけですから。多くの委員の質疑を不思議だなと思って聞いていましたけど。
まとまらなくなってきましたので、失礼します。ありがとうございました。