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議会活動

平成24年第1回定例会予算特別委員会教育費

要旨

1 良好なスポーツ環境に向けて
2 休憩時間の暗黙について 休み時間に将棋、囲碁が禁止とは無粋の極みだ
3 その他

全文

◯委員(赤坂だいすけ君)
よろしくお願いします。大人になるってどういうことなのかと、私も40になりまして考えることが増えました。とどのつまりは本音と建前をわかる人が大人なのだろうということを、おくればせながら最近感じることがあります。そんなことは皆さん、お酒の適量、よくチラシに載っていますけれども、あれを見ればわかります。あれは建前です。一回、私、試してみたのです、友人と。ちょっとそれをやってみようと。ビールをジョッキ2杯、飲んで、その後、ワインはハーフボトルぐらい飲んで、熱燗を2合ぐらい飲んで、ウイスキーで締めようと思って。よく見ると、全部飲んで適量ではないのです。それぞれで適量なのです。でもビールジョッキ2杯で飲み会が成立するわけないでしょ。それは本音と建前というものがあるわけです。健康は一番なのです。でも、楽しいことは不健康なのだよねとか、そういうようなlawという、建前というものは教育者としてしっかり言わなければいけないと思うのです。お酒は適量飲むべきなのだよ。だけど、べろんべろんに酔っぱらって酔いつぶれているのも楽しいのだけれどもねと言えるような縦深がある教育。そういう先生は皆さんそれぞれ印象に残っているいい先生だと思います。私はそういうことが大人なのだと思っていまして。
 そういう中において、少し質問の順番を入れかえますけれども、前回、私、昨年の決算特別委員会のときに、囲碁、将棋は休み時間にしてはいけないのか、将棋をしていた生徒が将棋を没収された、勉強に関係ないからということで没収されたということはいかがなものなのかということを取り上げさせていただきました。冒頭、私が申し上げた、大人になるということは縦深を持つということ、ということからすれば、勉強に関係ないということで将棋盤が没収されるということは、到底是認しがたいことなわけです。そこの私の質問と答弁を少し振り返ってみますと、私もアドリブで言っているから反省しきりなのですけれども。中学校の休み時間の規定、休み時間に将棋をしていて、将棋盤を没収されたという相談が私のところに来て、囲碁、将棋を休み時間にやっていて、2人がうんうんうなりながらやっていて、周りで子どもたちが見ていて、今、そこではないのではないかというふうにやっている情景というのは、私はすごくいいと思っています。しかしながら、担任の先生は、学校は勉強するところなので将棋はだめだという、それは随分不粋だなと思います。将棋に限らず、各担任の裁量にゆだねられているのかどうかわかりませんけれども、それはどういう規定というか、担任に任されているのか、学校の方針なのか伺いますということを質問しましたところ、室長から、このような答弁でした。中学校における休み時間につきましては、次の授業の準備や特別教室等への移動、生徒の心身のリフレッシュなど、授業と授業の合間に10分間程度、給食後に20分間から30分程度の休み時間を設けております。休み時間の過ごし方につきましては、生徒が安全に学校生活を送るとともに、落ち着いた雰囲気の中で授業の準備ができることを最優先に考えて指導しております。そのため、各学校では学校生活や授業に直接関係ないものを持ち込むことがないよう基本的なルールを定め、生徒が落ち着いて生活、学習ができるように環境づくりに努めておりますと言って、私、何でここで、多分、前段にテニスの、バラの話とかして、飛ばしていたのですね。何かそういう答弁をいただいて、何かわかったような、わかっていなかったのですけれども、気のきいたことをおっしゃっていただいたのかなぐらいに思っていたら、次に風見委員が、将棋もスポーツだからお願いしますと助け舟を出していただいて、初めて、私、質問が否定されたのだと思って。
 私、この答弁を見て、これほど木で鼻をくくったような、無機質で、ニュートラルで、中間色な、こういうご答弁、私はまだ浅い、5年間の議員生活ですけれども、なかったと今さらながら思うわけです。その生徒みずから、これは親に言われてでも何でもなくて、生徒と私、あるところで出会って、その生徒の名前も私は全く知らないのですけれども、私の名前を知っていたのでしょうね、顔を。
(「有名だもの」と呼ぶ者あり)

◯委員(赤坂大輔君)  ありがとうございます。
 そういう相談を受けて、私、心から真摯に、大人として子どもに対してどう向かい合うべきなのだろうと、本当に考えたわけです。この生徒も生徒の友達も将棋盤を没収された人たちも、将棋は持ってくるな、勉強に関係ないものは持ってくるなと通達されたほかの生徒、だれ一人としてこれに納得はしていない。ということは、その先生の説明する、その先生は説明することもしておらぬし、自分のとった行動に対して説明する責任も放棄しておるし、生徒もそれについては、先生に聞くほどの対話もないという、先生が生徒の将棋盤を奪っていったというのは、その生徒にとって、その生徒のさまざまを奪った、非常に乱暴無慈悲な行為だと私は思っているのです。
 改めて、細かいことなのですけれども、実際、どういう規定になるのか、学校に関係ないものは持ってくるな。勉強に関係ないものを持ってきていいと言わないことはわかります。でも、学校に、勉強に関係ないものを持ってきてはいけないということの間には、さまざまな濃淡があるべきことなわけだと私は認識しているということをご理解していただいた上で、いま一度、ご答弁をお願いしたいと思います。

◯指導室長(平田英司君)  我が国で古くから親しまれている囲碁や将棋などで遊ぶことが少なくなっている子どもたちの現状を踏まえますと、こうしたものに親しむことは大切であると考えております。中学校における授業と授業との間の休み時間につきましては、教室の移動や体育館の体育授業の際の更衣、あるいは落ち着いて次の時間の準備をするという位置づけになっております。ある程度時間に余裕がある昼休みでは、学校ごとに規則を定めて、校庭での運動や学校図書館での読書など、生徒の興味・関心に応じた過ごし方ができるようにしております。昼休みの過ごし方につきましては、学校や生徒の実態を考慮した適切なルールのもと、生徒にとって有意義な時間となるよう学校に働きかけてまいります。

◯委員(赤坂大輔君)  それはどう受けとめればいいのか。いま一度冷静になって。
 確かに将棋はいい、囲碁はいい、将棋、囲碁はだめだとか、いいとは言えないのだろうけれども、担任の先生に、学校にゆだねられているのですか。これは聞くこと、どうなのだろう。いいわけでも、悪いわけでもないということですね。伺います。

◯指導室長(平田英司君)  休み時間の過ごし方のルールについては、担任によってばらばらですと学校は混乱いたしますので、学校で一定のルールを定めているということでございます。

◯委員(赤坂大輔君)  それは、でも、その子が言ったことと少し違うのです。ほかのクラスではできるのです。事前に申し上げておけばよかったのですけれども。恐らく、そのクラスだけなのです、将棋ができないのは。わかりました。
 建前と本音があるわけですが、建前と本音というと、すごく功利的な感じもしますけれども、私はそういう意味で言っていないことはご理解いただいて、担任の先生の問題ですね。わかりました。それ以上追及すると、本音と建前がわからない、私も子どもになってしまいますので。今度、そういう生徒に会ったときは、私なりの言葉で返事していこうと思っています。わかりました。
 それで、スポーツ施設に関してなのですけれども、次回の予算特別委員会に回そうかと思っていたのですけれども、時間も余っていますので。私が申し上げたいことは、質問するかもしれませんが、少し待ってください。テニスコートなり、港区内のスポーツ施設で私、テニスコートに関しては意識を傾注しているわけなのですけれども、それはなぜかといいますと、世界では認められていない種類のサーフェースを港区では使用しているからです。これは、日本全国軒並み使用は不可とされている、テニスコートとは認められていないサーフェースのテニスコートが流布しておりますけれども、昨今、錦織選手、ここでは錦織議員の方が有名ですけれども、錦織選手、親戚らしいですけれども。すごくクローズアップされていますけれども、錦織選手は小さいときから海外でやっているので、認識をもう少し内向きにしてもらいますと、例えば杉田選手だとか、添田選手だとか、さまざま、錦織選手のみならず、この間のデビスカップでもすごかったですけれども、伊藤竜馬選手だとか。日本で育った選手がすごく増えてきているのです。これは非常にいいことなのです。テニスというのは本当に世界でも日本は後進国中の後進国ですから、理解が余りにも、一般ユーザーの余りにも無知蒙昧なそういう意識によって、本当に後進国たらざるを得ないことになっていた。それを、保護者なり、さまざまな意識がけで使用してはいけない、使用は許されていないテニスコートでは、子どもたちを練習させないという意識が強くなっていく中で、そういう選手が出てきたわけです。端的に言うと、砂入り人工芝、一般的にオムニコートというのはテニスコートとして認められていない。認められているのはコンクリートのハードコートかクレーコート、その他あるのですが、人工芝コートというのは認められていない。
 ということにおいて、10年に1回は張りかえる時期が来るのだということで、私、指折り数えて待って、もうすぐ、3年ぐらいではないですか、ようやく。ようやく3年後ぐらいに見直すのではないかということです。人工芝コートとハードコートと土のクレーコート、これはたしか、人工芝コートは1面、1,500万円ぐらいかかって、土のコートは600万円ぐらい、ハードコートは800万円ぐらいという、造営するにも随分差があるわけですし、かつ、人工芝コートは産業廃棄物として処理しなければいけないとか、あと、選手の体にもよくないということも、以前、るる私申し述べていたのですけれども。
 質問に移りますが、そろそろ張りかえの時期が近づいてくる中において、どのような認識をお持ちなのかということを、お伺いしたい。これを聞くのは3回目か4回目ぐらいなのですけれども、実際、本当はどうなのか。若干本音を交えて、非常に評判がいいから、このままでいきそうだということでもいいです。それは世論を喚起できなかった私の責任でもありますから、甚だ港区のテニスの将来は暗いですけれども。それにつきまして、ご回答いただきたい。全部で12面ある港区の、3カ所12面あるテニスコートがいよいよ張りかえの時期が近づいてくる中において、以前は、またその時期になったら考えるというご答弁をいただいていましたが、いかがでしょうか。

◯生涯学習推進課長・国体推進担当課長兼務(大竹悦子君)  委員おっしゃるとおり、張りかえの時期がだんだん迫ってきております。麻布運動場が平成26年度ぐらい、青山運動場が平成27年度ぐらい、芝浦中央公園運動場が平成26年度ぐらいの張りかえの予定になっております。大体人工芝の更新時期は10年が1つの目安と言われているので、前回の施工時期から数えますと、あと3年ぐらいということになります。
 先ほどお話がございました、現在のコートは砂入り人工芝となっております。特徴的には雨に強く、雨の後でもすぐに使え、維持管理も簡単なコートになっています。港区でテニスコートは大変少のうございまして、利用予約が大変多いものですから、すぐに予約で埋まってしまう、そういう港区では砂入りの人工芝のコートは雨の後でもすぐに使えるということで、利用者の皆さんにも定着しているものと思っています。
 どんな方針で改修するのかということですが、私どもとしては、少ないコート数ですので、多様な層の区民の方々が多くテニスを楽しんでいただけるコートとして何がふさわしいのかということで、人工芝の継続も含めて検討させていただきたいと考えております。

◯委員(赤坂大輔君)  テニス選手を養成するわけでもないですから、そうなるのだろうとは私も本音で思っていましたけれども、遅かったですね。私も随分、議員になって5年間ですか、言ってまいりましたけれども、やはり区民参画、区民参画と多くの方は言うのですけれども、区民参画でいいことと悪いことがありまして、これは悪しき例です。靴下が汚れるから嫌なのです、区民は。それだけです。雨の後などぬれていますから、きちんとしたテニスをする人などプレーしません。そこに澤先生がいらっしゃいますけれども、澤先生もオムニコートでやりたいと思っているとは思わない。区民は、汚れるから嫌だというだけのことなのですけれども。やはり突破していくということも必要だと思います。これからどんどんテニス人気が復活するにつれて、本気志向、本気でやる、強い人たちにあこがれてテニスを始める人が多いのです。やはり人工芝コートでやっているのは今、世界で日本だけです。オーストラリアもやめました。ロッド・レーバーが最初に提唱したのですけれども、ロッド・レーバーは人工芝コートを提唱したということで、テニス殿堂入りがおくれまして、大いなる大罪ということでテニス界ではそのようになっていますけれども。私もここで言っていても無力なのかと思っていますけれども、本気で思っている人たちはいて、私ももし、港区がクレーコートとかハードコートに一気に転換して、いよいよ本当に世界の規格に合わせるのだとなったら、私が知っているテニスのマスコミ関係者にも言って、一大ムーブメントを起こせるのではないかとも思っているのですけれども、仕方のないことだと思いつつ、微力ながら世論を喚起していこうと思っています。ただ、しかしながら、テニスを楽しそうにやっていますから、楽しいのだろうと思います、一般ユーザーの方は。
 以上です。