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議会活動

平成23年度第3回定例会決算特別委員会総務費

要旨

1 昨年の委員会における私の指摘により、「反日史観」に基づいたパネルがほぼ一掃された事は大いに評価したい。
2 ただし申し合わせたように肝心の一点を追求していない。すなわちアメリカによる原爆、都市空襲が国際戦時法違反(非戦闘員を対象)の虐殺行為だという指摘が見られないのは何故か。過ちを犯した加害者がアメリカで、被害者が日本との認識記述が見受けられないのは何故か。戦後復興におけるアメリカの関与に感謝する事は放火された後に、放火犯に家を建ててもらい、新築がなったが故に放火犯に感謝している理解に苦しむ類のものだという事を示すべきだ。
3 冊子「平和を創り、守るために」は「反日」色に溢れ、史実的にも誤りに満ちた浅薄極まりない代物だ。絶版を強く求める。そもそも罪刑法定主義の観点からも、国際法上の裁判規範の観点からも行為規範の観点からも、日本国家が悪と糾弾されるべき点は一切ない。国家、軍人が悪で庶民が善であるという単一の誘因によって戦争が引き起こされたとする考えは側面的でかつ極めて幼稚かつ思考停止した不真面目な考え方ではないか。
4 多数の展示写真を見るに、相変わらず港区平和青年事業の派遣団員は、原爆記念館等で笑顔のVサインばかりしている。サインの元々の意味(英仏戦争、英首相チャーチル談話等)を理解したうえで行っているのか。場所柄も失礼極まりない。
5 原爆そのものを憎むとの論調があるが、使用者のアメリカではなく、兵器自体を憎むという情念自体がフェティシズムの領域で誠に気色悪い。全ては使用する人間の人間性の問題だ。
6 現在進行形どころか益々拡大しつつある世界的規模の核開発、事故、被害についての展示、例えば中国が行っている新疆ウイグル自治区における核実験被害の記述等が見当たらないのは不自然。
7 現在の世界各国の軍事・紛争状況には触れるべきである。戦争の悲惨さを伝えることは大切だがそれだけに終始するのではなく、世界の実情を伝えることで真の平和や戦争の愚かさを考えさせる展示にして頂きたい。

全文

◯委員(赤坂だいすけ君)
課長、どうも。いつも済みませんね。また、こいつかみたいな。毎回毎回、本当。女房よりも面と向かわせている気がします。
 まず最初に、ちょっと新しい方もふえて、随分雰囲気も変わりまして、ラブ・アンド・ピース的なムードが醸し出されてうらやましいなと思ってますけれど、私の登場によって一気にダークなムードにたたき落としてやりたいと思ってます。真実というものを、やっぱりさらしていかないといけないと思ってます。次世代、次々世代の、そして我々の祖先のためにも。
 まず第一に、さきの大戦という言い方を穏便にしますけと、さきの大戦について言及する者がすべからく心にとめておかなければならないことというのは、我々はさきの大戦に敗北したということを知っているということです。ですから、時間のカンニングペーパーを使って、敗北したということを知っている我々が、我々の祖先が行った所業を断罪するような態度があってはいけないということを申し上げて私の質問を。もうこれに言い尽くされてますよ。それで終わってもいいぐらいなんですけれども、話進めます。
 平和展です。平和展、私全部巡りまして、何か疫病神が来たみたいな目で見られてましたけれど、決してそういうつもりで見てないですよ。中立な感じで見てます。今回は本当に評価したいと思います。反日パネルが一掃されましたね。日本が悪いことをしたから戦争になり負けたんだという、自分が悪いことしてなければ災害には巻き込まれないんだ、被害には遭わないんだというような幼稚なパネルはなくなりました。本当に評価したい。去年、同じこの場でいろいろ前向きな答弁いただきまして、本当に実行していただいたなということで、イデオロギーが絡んでない、事実のありのままを展示するパネルになったことは大いに評価したい。まずスタートがゼロに戻ったということで評価したいと思います。
 ただ、申し合わせたように、質問通告も、これも夜中のラブレターみたいな感じになってしまっていまして、非常に激しい感じになってしまっていますけれど、肝心の1点を追求してないんですね。加害者と被害者ということです。この空襲、そして原爆投下が戦時国際法違反であるという記述もみじんも見られないし、あたかも多くの日本人が感じている戦後復興におけるアメリカの関与を感謝するかのような倒錯した情念というものも感じられます。これは、私よく言うんですけれど、放火犯に放火されて、放火犯に家を新築してもらって、放火犯に感謝しているようなもんですから、これ非常に特異な心理ということで、世界中の研究対象になってます。人質になった人間が、人質をとった犯人にシンパシーを覚えるというストックホルム症候群ってよく聞いたことあると思うんですよ。ストックホルムでビル立てこもり事件があって、いつまでたっても犯人側からの銃撃がやまない。何でだと思ったら、人質が打ってたんです。要するに、シンパシーを感じてしまうと。さらに、それの強度な症候群として日本症候群、加害者に感謝をしてしまうという心理学が、今アメリカの大学の心理学の授業であります。過度に感謝してしまう。それはどういうことかというと、自分の身内がやられればやられるほど感謝してしまう、こういうのがあるんです。
 ラングドン・ウォーナーという皆さん当然ご存じだと思うんですけれど、米軍司令官の古美術担当顧問です。この方が京都には原爆を落とすなと。京都は空襲するなと、ウォーナーリストを出した中に京都が入っていたと。これで京都に原爆を落とされなかったということで、京都に行っていただくとわかるんですけれど、ウォーナーの顕彰碑が3つあるんです。感謝状も送りました。鎌倉にもあるんですよ。胸像をウォーナーが勤務している大学に送ったと。ウォーナーが気味悪がりまして、いまだに大学の地下の倉庫に日の目を見ないで置いてあるんですけれど、結局ウォーナーは、占領した後、戦時賠償させるために美術品を壊さないようにということのリストを挙げただけなんですよね。非常に過度な感謝を日本はするということ。
 あと、もうご存じだと思いますけれど、カーチス・ルメイ、表参道にも記念碑があります。そこにも東京大空襲を主導したカーチス・ルメイのルの字も出てこないんですけれど、これは鬼畜ルメイといって、とにかく民間人を殺すということを主眼に置いて都市空襲を主導した人物ですよ。有名な言葉ですよ、黒人と女性は人間ではないと彼は言ってたわけです。その彼に、日本は昭和39年、勲一等旭日大綬章をあげている。佐藤栄作内閣のとき。その旭日大綬章の、天皇陛下御みずからご親授あそばすんですけれど、唯一天皇陛下が手渡さなかった人物としても有名。陛下が最後のとりでだったなと私も思っているんですけれど、それやったらほんと日本はおしまいだったなと思うんですけれど、旭日大綬章をもらったと。その翌々月、それに意を強くして、彼はベトナム戦争の北爆を指揮し、ベトちゃんドクちゃんの被害で有名な枯葉剤を大量にまくという悪鬼の所業をする。文字通り鬼畜ルメイです。
 彼が、日本人の記者が残したんですけれど、空爆をした実行部隊は非常に罪の意識にさいなまれる。そのときに、こういうことを申し述べています。君が爆弾を投下し、そのことで何かの思いにさいなまれたとしよう。そんなときは、きっと何トンもの瓦れきがベッドに眠る子どもの絵に崩れてきたとか、体中を炎に包まれながら、「ママ、ママ」と泣き叫ぶ3歳の子どもたちの悲しい視線を一瞬思い浮かべてしまっているに違いない。正気を保ち、国家が君に希望する任務を全うしたのなら、そんなものは忘れることだ。有色人種は人間ではないという言葉を日本に来て残していると。こういう人に旭日大綬章。旭日大綬章の受賞者、最初は明治天皇なんです。その後、宮様がずっと、そして西郷従道、岩倉具視、三條實美、木戸孝允、伊藤博文、大久保利通、黒田清隆、もうそうそうたるメンバーがずっと並んで、大正になっても渋沢栄一とか、ずっとなって、昭和39年、カーチス・ルメイという、これは皆さん知っておかなければいけないことで、これは普通に東京大空襲のパネルやっているときに、ほんとこれ日本にとっての恥辱ですから。
 こういう加害者を載せてない。あのパネル展を見て、うち息子連れていきますよ。5歳だから全然わかってないんですけれど、そのうち、これだれと戦争したのかと、あのパネル見ても、わかんないと思います。アメリカ軍が全然出てこないんですよね。これ加害者はアメリカで被害者は日本だって、国際法上ですよ。こういう記述がないのは、何か申し合わせでもあるんですか。

◯人権・男女平等参画担当課長(若井世台子君)  記述の仕方に申し合わせなどはございません。歴史を振り返り、戦争についての知識を深めることは重要だと考えます。ご指摘の平和展につきましては、戦争、被爆体験を風化させず、未来へと継承していくため、原爆や戦争による惨禍を伝え、加害者だとか被害者だとか、そういうことではなく、いかなる理由であろうとも二度とこのような惨禍が繰り返されないよう、平和の尊さを区民に訴えていくことが、まずは重要だと考えております。

◯委員(赤坂大輔君)  平和は、前回も言いましたけれど、だれもが求めるもので、だれも平和には反対してないわけですけれども、平和は訪れない。有史以来6,000年の人類の歴史で、戦争がなかった日は3週間もないわけです。さきの大戦以降でも、200もの戦争と内戦も起こっているという実態をかんがみるに、人類は平和を求めることにおいては一切成功してないという実態があるという中において、これは机に置いてきてしまいましたけれど、パネル展に行くと冊子があるんです。そう、あれです、ゆうき委員が持っている「平和を創り・守るために」という、あれができたときというのは、私が議員になる1年前だったんですけれど、ちょっとこれは史実にも誤りがあって、チェックしたんですけれど忘れてきてしまいましたからね。要するに、戦争というのは、上の人に命令されて殺し合うということですという、浅薄極まりない。戦争というのは、そういう概念ではないし、日本が起こさなかったらこんな目に遭わなかったという論調に貫かれているんですけれど、心真っ白にして、罪刑法定主義の観点からも、国際法上の裁判規範の観点からも、行為規範の観点からも、日本国家が何を悪いことをしたのかということを明確に説明できる人に、私は会ったことないんですよ。どの部分が日本悪いんですか。
 去年、視察に行ったときも、もういらっしゃらなくなりましたけれど、立派な先輩議員がおられて、「何が悪いんですかね」と聞いた。「いや、わかんない。悪いんではないかな」。一つひとつ、これは、これはって言うんだけれど、それは罪刑法定主義の観点から言って違うんですよ。罪ということが定まってないときに罪を犯しても、これは犯罪ではないんですよ。これは10年後に酒飲むことが犯罪となったら、我々みんな捕まってしまうということと同じで、そういう規定がないと罪ではないんですよ。日本は何も悪いことしてないんです。国際法上、道徳的にも。これ明確なんですよ。私は日本は悪いはずだ、悪くあってほしいと思う立場にも当然ありませんし、日本はいいはずだ、よくあってほしいということで、全く情報を閉ざしてしまう、思考停止してしまうものでもない。やっぱりそういう証拠が出てくれば、先帝陛下昭和様の戦争責任のときになったら、やっぱり私は国立公文書館に行って「宣戦ノ詔勅」など見てきますよ。全大臣の副署があると考えると、やっぱり1人の戦争責任ではないなとか、そういう原典原文にあたって、思い込みではなく、原典原文にあたって日本がここの部分が悪いと言った人は一人もいないです。これについて、ちょっと私、ぜひ申し述べておきたいんです。日本が悪であるという糾弾されるべき点は、私ないと思っているんですけれど、国家、軍人が悪で、庶民が善であるという単一の誘因によって戦争が引き起こされたという考えは、側面的で、かつ極めて幼稚、かつ思考停止した不真面目な考えではないかと思っているんですけれど、ご見解を伺います。

◯人権・男女平等参画担当課長(若井世台子君)  冊子「平和を創り・守るために」についてのご指摘でございます。
 この冊子は、平成18年3月に作成したもので、子どもたちへの啓発という目的のために教育委員会と共同で作成したものでございます。慎重に作成した冊子でございますので、内容に問題があるとは考えておりませんが、現在においても、さきの大戦をめぐるさまざまな研究、例えば今、委員もご指摘になりましたように、視点を指導者層に置くのか、あるいは犠牲になった方々を中心に置くのか、あるいはアジア全体の外交関係、覇権争いという視点に置くのか等々いろんな視点の研究も出ているということは承知しております。委員のご指摘も一つのご意見として受けとめさせていただきます。

◯委員(赤坂大輔君)  ぜひ情報収集していただいて、法にのっとって、法治国家ですからね。ちなみに、中国、これは終戦時、1945年公式発表、日本による被害者320万人と発表しているんですよ。それが570万人になりまして、その5年後、2,168万人になりまして、1995年、死傷者あわせて3,500万人、江沢民が発表した。その後、死者が3,500万人、そして現在5,000万人と、どんどん増加しているんですよね。320万人が5,000万人と16倍ですか。どんどん死者が増加して、なぜですかと聞いたら、世論にかんがみてと言っているんですよ。だから、そういうところの意見を全部あわせてあると。新人議員が「前の職、何でした」というのを、今すごいはやっているみたいなんで、私も大学卒業して3年間は広告代理店にいたんですよ。イベントをいろいろ手がけてまして、一撃でつぶれたイベントという珍企画をよく出してまして、世界学生右翼会議というのを主催したんです。それで大変なことになりまして、イギリスでふだんフーリガンやってますみたいな、ドイツ、ネオナチみたいなのも来てしまって、議論にならないんですよね。日本の私の知ってる右翼を呼んでも、若い人、何もわかってないんですよ。「いや、日本、悪いはずないです」、「では、この部分どう思う」って聞いても、「いや、そんなやつとはつき合わなくていい」とかって、完全に思考停止してしまっている人ばっかりなんで、司会者みずから私が立って、中国のそういう愛国家の方々に言われたものをすべて受けとめて反論したもの、これ20年ぐらい前なんですけれど、今、結構2ちゃんねるとかでも、これ引用されてるみたいなんですけれど、目にしたと思うんですけれど、中国側、韓国側の主張を全部取り入れると、こういうことになります。兵士1人が日本刀1本で100人以上を切り殺せるほどの戦闘能力と有り余る予備の日本刀があった。銃剣と単発銃のみで80万人以上殺すなど原爆以上の破壊力を持つ携行兵器を持っていた。国境地帯に計19カ所、4,700キロに及ぶ要塞、1,700キロもの地下要塞をつくるほどの工事技術を誇っていた。これ皮肉で言っているんですよ。そんなはずないですからね。だってロッキー山脈が全長4,500メートルですからね。その工事で320万人もの現地労働者を運用するノウハウと物資があった。そして、その320万人の現地労働者の100万人が死んでも反乱も起きていない。そんなはずないということを言っているんですよ。その工事後、1万人を生き埋めにしたのにもかかわらず、60年間だれもこれは知らなかった、情報管理が徹底していた。揚子江の川幅を2メートル以下にしたみたいです。人口20万人の南京市で30万人を虐殺し、戦後人口を増加させるという技術を持っていた。かつ20万人の死体を1台のトラックで2週間で片づける能力を持っていた。当時、オランダ領だったインドネシアにも、開戦前から日本軍用の慰安婦を送り込むほど先見性があった。日本兵の数を上回るほど従軍慰安婦を1日に1人あたり何十人も暴行した。韓国で一般施設はもちろん、一般家庭における辞書から料理本に至るまで処分して回った。当時の朝鮮の人口のおよそ半数近くを日本はピストン輸送するほど燃料と船舶が豊富だった。向こうからの主張、いろいろ、とにかくめちゃくちゃなんですよ。だから、いろいろ情報収集もいいんですけれど、本当に法治国家の情報と、そうではない情報なんで、こんなすごい国だったら戦争負けているわけないですよ。だから、法治国家の情報だけをしっかり集めていただきたいと思っています。
 あと、去年も言ったんですけれど、展示パネルで長崎派遣団という中学生の子たちがいるんですけれど、相変わらず笑顔でVサインなんですよ。何で原爆の記念館であんなに笑顔でいられるのか、私わからないんですよね。笑顔でVサイン。アジァンクールの戦いで、イギリスとフランスが戦ってて、もう挑発ですよ。拳銃打てなくするために人差し指と中指を切ってしまうんですよ。おまえもこうしてやるぞという挑発でやっていた。その後、日本では昭和47年に井上純がコニカのCMでやって人気出たんですけれど、それまではチャーチルがビクトリーのVサインをやってた。これからはビクトリーですねって記者に聞かれて、これからはビクトリーではない。世界の平和はこれによってもたらされた、広島、長崎だと。あのワールドカップ、今でこそサッカーは人気ありますけれど、昔人気がないときなど、欧米の人たちは日本にこういうふうにしてたんです。という説を私はとってますけれど、それはもちろん、いろんな説あります。専太郎先生という大先輩が、チャーチル独白録にあるらしいけれど、どこにあるのと言ったんですけれど、日本語版がなかったんで、今残っているのは英語版とドイツ語版とアラビア語版しかないんで、今度ちょっと差し上げようと思っているんですけれど、読めないと思いますよね。
 いずれにしても、いろんな説があるんですけれど、なぜ原爆慰霊碑のところでVサインをさせて笑顔なのか。でも、なぜ笑顔でVサインなのか。去年よりもふえているんですよ。前回、課長は、さまざまな意見があるということを、それを伝えているというんだけれど、伝えているはずないんですよ。しかも、40、50の大の男の人までピースサインしているんですよ。あれ何とかならないですか。ピースではないにしても、いろいろ、あるではないですか。その辺の教育はできないものですか。行く前の研修とか。

◯人権・男女平等参画担当課長(若井世台子君)  ただいま、団員が大変不謹慎というご指摘でございます。平成22年度の平和青年団につきましては、4回の事前研修を経て、3泊4日の長崎派遣研修に臨み、平成23年3月に活動報告会を行い、真剣に取り組んでおります。また、長崎派遣研修の体験を所属する高等学校の文化祭で発表した団員もおりました。こうしたことから真摯に活動していたと考えております。
 Vサインにつきましては、昨年度の決算特別委員会での委員のご指摘を踏まえ、注意喚起したところですが、直らなかったということでございます。再度きちんと注意を促すようにいたします。

◯委員(赤坂大輔君)  本当に私、嫌われてもいいから、呼んでいただければ、私が中学生にしっかり説明しますから。
 6、最後の前、これについては質問しません。原爆そのものを憎むという論調でパネル展があります。ただ、使用する人間が悪いんで、これは今回の放射能の問題でも何でもそうだと思うんです。原爆そのものが悪いとかというのは、これフェティシズムですからね。だから、使用者という観点を持たないと、パネル展にしても、平和を語るとかという人たちにしても、こんな被害があって、こうでこうでと言っているんだけれど、私の聞くところによると、広島で倒れていた原爆の被害者の人たちは、兵隊に何と言ったか。兵隊さん、かたきとってくださいと異口同音に言ってたということです。みんな悔しかったんですよ。過ちは繰り返しませんというのは、本当は外国の真っ当な人から見ると、二度と負けませんという意味なんですよ。だれがやったかということを明確にしていただきたい。落としたのはアメリカだ。原爆そのものが悪いのではない。使用しているのはアメリカだけ。これは質問しません。お含みおきいただいて。
 現状、核が2つ落とされて、過ちは繰り返しませんという碑文により、過ちを起こしたと判断した場合は原爆を落としていいという機運は、日本のせいで、やっぱりあります。ですから、世界規模の核開発、ますます広がってます。これについて、新疆ウイグル自治区とか楼蘭遺跡に行ってきたという日本人、いっぱいいますよ。27万人いるんです。多くの方が放射能汚染に苦しんでいるはずなんですよね。ですから、今もそういう核実験、どれほど大変なのかということのパネル展示が一切見られないというのは、これはどうなんでしょうね。見解を伺います。

◯人権・男女平等参画担当課長(若井世台子君)  委員ご指摘のように、世界的規模の核開発はますます拡大して深刻な状況だと認識しております。区は、これまでも平和都市宣言の理念に基づきまして、各国の核実験に対する抗議を行っております。最近では、平成22年10月14日、アメリカの未臨界実験に対する抗議なども行っております。こうした区の取り組みを初め、核実験の威力を伝える文化遺産として世界遺産に登録されたビキニ環礁など、被害について展示の工夫にきちんと努めてまいりたいと考えております。

◯委員(赤坂大輔君)  最後に、一緒にすればよかったな。これも答弁要りません。世界各国の現在進行形の軍事紛争状況、これもやっぱりするべきだと思うんですよ。それもお願いします。現在の紛争状況、戦争の悲惨さを伝えることも大事なのですけれど、実情を伝えることで、真の平和とか戦争の愚かさというものを伝える展示にしていただきたいと。
 今回、3.11震災が起こって、私も義援金のこと、今まで随分言ってきましたけれど、義援金もロシアとか中国からもいただいて、何か私も余り言い過ぎたかななんて思っていたんですけれど、でも、それと逆にいろいろ領空侵犯、その時期いっぱいしてきているわけですよ。軍事というのはデータですから、震災が起こったときに日本はどういう反応をするかという軍事データをとるために、いろんなことをしてくるわけですよね。だから、今回いいですよ、日本が悪かったからとか、アメリカに感謝するという方がいてもいいですよ。それは、でも本当に国益を損じてて、要するに大空襲しても日本は許してくれるんだという誤ったメッセージを外国に送っているわけですよ。それで、さっきも言いましたけれど、全部、連合国側に毒ガス兵器とか遺棄した化学兵器も全部引き渡したにもかかわらず、いまだ70万発あるということで、日本が全部請け負うということを今やっているんですよ。総額1兆円ですよ。全部あれソ連が置いていったんですよ。私に言わせると、ソ連と中国の。だけど1兆円、一人頭1万円ですよ。これ謝れば相手が何かするというような、そういう相手に囲まれているわけではないということも認識していただいて、次世代に禍根を残しますからね。今、高度経済で我々やってきたから、頭下げてて、実は取れみたいなことでやってましたけれど、これからそうはいかなくなって、本当これ謝罪と賠償でどんどん外国にとられていったら、次世代、次々世代の子どもたちに、我々の世代、どういう按配で接触していくんですか。それはやっぱり皆さん胸にとめておいていただきたいと思います。本当の真の国益というものをね。
 以上です。