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議会活動

平成19年港区議会第2回定例会 平成18年度決算特別委員会 【土木費】

要旨

1 公園について
ボール遊びが出来たり、楽器の演奏練習が出来たり、生活者の息吹が感じられる公園に
2 バリアフリーについて
東京メトロ駅のバリアフリー推進へ区からの働きかけを
3 その他

全文

◯委員(赤坂だいすけ君)
こんにちは。本日はいきり立つことなく、静かに粛々と質問させていただきたいと思います。最近、私は子どもをよく公園に散歩に連れていきます。先週も議会に来る前に、スーツを着たまま散歩をしておりましたら、警察に職務質問されまして、連れ去りか何かかと思われたらしいのですけれども、そういう違和感を持たれつつも私はどうにか子どもが散歩で楽しめるような場所がないかと近隣を歩くわけであります。しかしながら、子どもが、まだ1歳半ですが、安心して遊ばせることができるような公園が非常に少ないという実感があります。 私がよく行く公園は赤坂七丁目の高橋是清翁記念公園、九丁目の桑田記念児童遊園、南青山一丁目の青葉公園等でございますが、公園というよりは喫煙所、もしくは会社員の休憩所と化しておるように見受けられます、時間帯によっては。たばこは捨て放題でございまして、子どもが水に手を入れてつかんだのを見ると、たばこの吸い殻であったりします。目を一瞬たりとも離せない。子どもが走っていると、目の高さには会社員が手に持っているたばこの火。弁当殻は捨て放題。先日も見に行きましたら、近隣の方からのクレームだと思いますが、南青山一丁目の公園のごみ箱が撤去されておりましたが、心ない人はそのまま捨てていくので、すさまじい状況になっておりました。 先日も青葉公園で、心ないだれかがジュースの缶を灰皿にしたのでしょうかね。それを幼児が間違えて飲んでしまい、病院で胃の洗浄をしたという事件もありました。これは大変なことでありまして、今回の委員会でもなかまえ委員をはじめとして何人かの方が質問されておりますが、たばこですけれども、マナーに期待することだけではもう無理なのではないかなと、私自身は実感として思っております。 私が議会に来るとき、いつも大門駅をおりて来るのですけれども、「ポイ捨てはしないで」と階段に書いてあるのですけれども、本来そういうのを見ている人はそもそもマナーを守る人でありまして、マナーを守らない人というのは目に入っていないわけでございます。ですから非常に残念でありますが、マナーに期待するということが行き詰まっているのかなという気もしなくはありません。公園でスマートに一服している多くのマナーを守る方々にしわ寄せがいくのは忍びないのですけれども、一部の心ない方々のためにこういうことになるということは残念ですが、実態であります。 マナーに期待すると言いましても、会社員がほとんどマナーを守っていないわけでありまして、毎年新入社員が入ってくるわけでありますので、せめて公園にだけでも禁煙、もしくは弁当殻は捨ててはいけないとか、何かそういう、公園が今、何をしてもいいというわけではないのですけれども、フリースペースということで、どうもマナーが悪い人たちの象徴的な場所になりつつあるように感じるのですけれども、喫煙を禁止するような看板を設置することについてはできるかできないかお伺いいたしたく存じます。

◯赤坂地区総合支所地区活動推進課長(塚田浩一君)
公園は人々が自由に憩う場でありまして、喫煙する方の利用に供されるという面もございます。しかしながら、やはり公園には子どもたちも多く、周囲に配慮し、マナーを守ることは当然求められるものと考えてございます。区では、喫煙者が多く、吸い殻・ポイ捨ての多い公園、児童遊園には禁煙を周知する看板を設置してございます。 また、区民の方から要望いただいた場合など、遊具コーナーや子どもが多く利用している場所から吸い殻入れを撤去し、「子どものいるところでの喫煙はご遠慮ください」というような喫煙マナーを促す看板を設置する対応を行ってございます。ご指摘いただいた青葉公園につきましては、改めて状況等を調査、確認いたしまして、看板設置などの対応をしてまいります。

◯委員(赤坂だいすけ君)
ただいまご答弁いただきました塚田課長は、よくまちで私もお会いすることが多々あるので、今後とも、現場でいろいろ問題点等を拾っていただいて改善に取り組んでいただきたいと存じます。 次の質問でございます。多々意見があると思いますが、区立公園などで比較的広い公園では時間を区切るとかの工夫でキャッチボールができるようにしてほしいと私は少年時代から思っておりました。その要望が非常に多く、現在キャッチボールをするだけで危ないという風潮が日本じゅうに蔓延しております。キャッチボールをやったことのない人間がキャッチボールは危ないものと一律に禁止することで、現在ほとんどボール遊びができないようになりました。しかしながら、WBCなどでは日本が優勝すればいいという、非常に無責任な大人の論調がはびこっております。それに付随してサッカーもボール遊びということでできなくなっております。ゲートボールはしているのですけれども、非常に残念であります。そういう方は本当にワールドカップを応援しないでいただきたいと思っております。ここでも子どもたちが大人の犠牲になっているわけであります。子どもたち、要するに私も野球少年だったので経験がありますが、キャッチボールをしていても、子どもや人が来ればやめたり、端でやったりと、そういうことを自然にしておりました。そういうマナーが自然に身につくようになるものだと私は信じております。私はそう育ちましたし、けがをさせたことはございませんし、そういう状況に出会ったこともありません。皆楽しく共存しておりました。 楽器演奏をする人をうるさいとクレームつける人もおります。常識外の時間でもなく、しかもフルートなどのそんなに気にならないたぐいの楽器だと思うのですが、音楽ができない方にとっては楽器の練習をしている方のことが気にさわるのかもしれません。そのような偏屈なごく少数のクレーマーばかり相手にして、今の公園は、喫煙者、会社員、タクシーの運転手、手綱をつけずに走り回る犬ばかりの公園にしてしまっております。公園は子どもが主役なのがちょうどいいと私は考えております。現在、ボール遊びを許可している公園は幾つありますでしょうか。 また、公園において何かを禁止するには基準があると思うのですが、その基準を教えていただきたく、かつ青葉公園の隣の南青山一丁目の広場は都立なので所管違いかとは存じますが、以前はあそこで野球ができました。小学校低学年が限度ですが、野球ができました。広い公園なので、あそこで時間を区切ってでもボールを使うことができるように要望していただけないでしょうか。あそこは米軍も関係しているので複雑だと思いますが、近隣からも多々要望があります。いかがでございましょうか。

◯土木事業課長(佐野和典君)
港区内の公園内でボール遊びを禁止しているところはありませんけれども、投球場を設置している箇所というのが公園・児童遊園で10カ所ほどあります。それで港区立の公園条例というのがあって、第5条の中に鳥獣魚貝の類を捕獲したり、殺生すること、また、植物を取ってはいけないというようなこととか、公園の管理上、支障がある行為をすることについて、そういう行為は制限するということについては定めておりますけれども、特段ボール遊びをやってはいけないというようなことが書いてある基準はございません。 それから東京都の方についての南青山一丁目の広場ですけれども、これについては、ボール遊びによる周りの住民の方への迷惑といっていいか、野球をしていてボールが飛び込んだとか、そういったことがあって禁止看板を設置したというような経緯もあると思いますので、東京都に対してはそういった要望があるということを伝えてまいります。

◯委員(赤坂だいすけ君)
よろしくお願いいたします。最後の質問です。現在は子どもの数よりペットの数の方が多いという異常事態ですからいたし方ないのかもしれませんが、しかしなから、忘れてはならないのは、犬や猫は私もかわいくて好きですが、犬や猫はあくまでも犬や猫ですから、人間優先であることとはき違えてはいけないと思っております。つまり、私が言いたいのは、実際公園で伸び伸びしているのは区内に在住している方々や子どもたちではなく、サラリーマンや弁当殻をそのままにしていくOL、砂場に自由にふんをしていく犬などであるというのが実態であります。犬の手綱を外せば、犬は喜んで走り回ります。それはそれで非常にかわいいのですが、かみつかないのかどうか私自身犬と話したことがありませんのでわかりません。犬が走り回っていると、子ども連れのお母様方は子どもを抱いてほかに行く。そして、だれもいなくなっているのを見ると、何かが違うのかなという気がいたします。 犬の散歩についても、どのように飼い主にマナーを守っていただいているのかお伺いしたい思います。さらには、ここまでペットが増えると、犬もいつも手綱をつけてばかりでもかわいそうでございます。先ほど芝浦中央公園にドッグランができたという話もありましたが、私は時間制がいいのかなというような、それなら可能性があるのかなという気がしております。犬が走り回ってもいい時間、ボール遊びをしてもいい時間、犬が走っていても、人間は当然入っていいわけでありますが、できるという時間を区切っていただけるような試みはいかがなものかということと、最後に、子どもたちを噴水で遊ばせたいという要望が意外に多いわけであります。子どもたちが噴水に入って水遊びをしているとよく注意されておりますが、水遊びはいけないのでしょうか。明確に禁止されていないにせよ、池には薬品が使われていると聞きました。プールと同じ薬品とお伺いしましたが、人が入ることを想定していないのでしょうか。薬品濃度が非常に濃いのではないかと予想されますが、そのあたりいかがなっておりますでしょうか。

◯土木事業課長(佐野和典君)
現在、港区では、犬の散歩とか、そういうことについて、犬の連れ込みを禁止している公園というのはないのですけれども、手綱を離さないようにという、そういうことで注意しております。実際に犬を走らせる時間とか、そういったいろいろな時間を区切ってやったらどうかという質問でございますけれども、そういったこの時間は犬が走っている時間、この時間はキャッチボールの時間というようなものにつきましては、公園の利用者が、基本的には利用者間で決めてやっていくことが理想的だと考えております。今後、何かいい方法がありましたら、公園の利用状況を踏まえながら、利用者の意見を伺いながら検討してまいります。 それからもう1点、水施設というか、噴水の件ですけれども、噴水はもともと人が入って遊ぶことを目的としておりません。したがって、子どもが入ると、水の深さなどで構造的に危険な場合があります。また、噴水においては、藻が発生しないような水質基準で塩素剤を使用しておりますので、夏場の藻が発生しやすいときには塩素剤を多く使いますし、魚など、生き物を飼っているような噴水、池については塩素剤は使用しておりません。一方、プールについては、人が入る施設になっておりますので、人の健康を第一に考えますから、残留塩素が0.4ミリグラム/リットル以上から1ミリグラム/リットルの範囲で薬剤を使用しております。

◯委員(赤坂だいすけ君)
ありがとうございました。今後とも、私も地域の方々のニーズを大所高所からとらえて、地域住民を巻き込んで、ボール遊びができる公園に向けて頑張ってまいりますので、どうかご理解のほどよろしくお願いいたしまして、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。