平成21年第3回定例会 平成20年度決算特別委員会 【教育費】
要旨
1 運動場の景観について
(1) 観賞用の植木の占める面積について(2) 運動場敷地内に観賞用の植木があれほど必要なのか。
2 文科省より送付されたDVDについて
(1) 通達のとおり各学校に配布及び上映の要請をしたか。(2) 誤解を招かぬ意義や主旨の伝え方について
3 その他
全文
◯委員(赤坂だいすけ君)
今年度の予算特別委員会でテニスコートについてしつこくお伺いしました。現在、港区のテニスコートを設置している3つの運動場における計10面、すべて砂入り人工芝という、世界のテニスでは認められていないサーフェスであるということを指摘しまして、その弊害も指摘しました。そして、利点だと考えられている、多少雨が降っても大丈夫だとか、靴下が汚れないとか、そういうことは実はデメリットだと、利点ではないということも言いました。その際、担当課長から、人工芝の更新は10年が一つの目安であり、改修に関しては検討していくという旨の答弁をいただきました。次の改修時期についてお尋ねいたします。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
港区の運動場にはテニスコートが麻布運動場に4面、青山運動場に2面、芝浦中央公園運動場に4面、全部で10面ございます。直近での張りかえは麻布運動場と芝浦中央公園運動場が平成16年度、青山運動場が平成17年度に実施してございます。テニスコートの更新時期、先ほどおっしゃられたように10年が一つの目安と言われております。ですので、次の更新時期は麻布運動場と芝浦中央公園運動場が平成26年度、青山運動場が平成27年度を予定してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
10年と聞きまして、10年後かなと思ったら、意外に近いのかと、5年後、6年後なら私も40代前半なので、まだいけるかなみたいな。何はともあれ、今のままの砂入り人工芝で育った選手は、恐らく世界ランキング300位以内に入ることは絶対ないと言っても過言ではないです。クレイコートになれば、絶対入れる、育てる自信があります。 次にいきます。港区の運動場には腰の高さほどある植栽が多く見られますけれども、そもそも運動場の植栽はなぜ必要なのでしょうか。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
運動場の植栽につきましては、港区みどりを守る条例及び同条例施行規則に定める緑化基準に基づき設置することが決められてございます。緑化基準では、運動公園は敷地面積の10分の3以上の面積を緑化することと規定してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
そういう規定があるということです。コートが土だったら、それで十分要件は満たせるのかなと今ふと思いましたけれども、きょうは質問しません。 私は、芝浦中央公園運動場をよく利用していますけれども、この運動場で植栽が占める割合はいかほどでしょうか。もうすごく多いように感じる。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
芝浦中央公園運動場の面積は9,107平米で、植栽地の面積は2,781平米ございます。植栽地が占める割合は30.5%、ちょうど3割になってございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
条件は満たしていると。緑地化には寄与しているということでよろしいのかもしれませんけれども、基本的に腰の高さの植栽があると、まずボールが飛び込むと取れません。立入禁止になっているので、この前子どもたちが入っていたら怒られていましたし、この前ボールを探していたら、植栽には足で踏んだ後の空間があったり、外国人の方が繁みの陰でキスしていたりする。そういう何か隠れてできる場所にもなって、子どもにもよくない。1日50個平均のボールを管理人さんは拾うと。1個300円しますから、区民は1万5,000円ぐらいのボールを毎日なくしているということです。 あそこは東京都の大会に出るときの港区の予選会場になります。選手が多くなると道にあふれて、みんな植栽にラケットバックとかを置いたりしています。また、弁当を食べる場所もなくて、家族連れでテニスしていても、植栽に入れないから道端で食べなければいけないし、コートが遠いから親も気が気でないわけです。芝生だったら弁当を食べたりとかできるのではないかということを、港南小学校の2年生の子たち10人ぐらいと話しまして、子どもたちの発案ですけれども、芝生はいかがですか。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
緑化基準では、生垣等を設置するものとしてございまして、生垣の中には芝生ももちろん含まれてございます。植栽の種類の選定につきましては、公園全体のレイアウトやバランスを考慮しながら選定しています。現在の芝浦中央公園運動場は、来場者の憩いの場として、ツツジやサツキなどの低木や、バラなどの十数種類の植物を配置しており、区民の皆さんからはバラがきれいな公園であるというようなご意見もいただいております。今後の運動場の植栽につきましては、運動場の利用状況等も十分に勘案しながら、適切なものとなるよう設定してまいります。
◯委員(赤坂だいすけ君)
その辺、よろしくお願いいたします。まずもって私が申し上げているのは、運動場の敷地内の植栽なので、テニスコートのバラがきれい。テニスをしていて、バラを見ている暇はないですから、バラがきれいだなんて思っている人は多分いません。テニスしている人は、観賞用植物なんか見ている暇はないから、とりあえず何か植栽を植えていればいいみたいな。私は小さいときから、よく花壇の中に入って怒られていました。ただでさえ少ない子どもの遊び場が、生垣や植栽があると狭いなと思っています。いろいろな考えがあるのでしょうから、私もこれから勉強して、また質問していきたいと思います。 次に、これは若干物議を醸し出すかなと思いましたけれども、あえて質問します。文部科学省より各教育委員会に「天皇陛下御即位から二十年」のDVDが送付されているはずですけれども、各小・中学校には配布されていますでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
去る9月4日付で文部科学省から配布依頼がございまして、9月7日付で各学校に配布してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
配布に際し、上映要請はなされているのでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
各学校に対し、上映の要請はしてございません。
◯委員(赤坂だいすけ君)
では、重ねてお尋ねしますが、区立の小・中学校で既に上映をした学校はございますでしょうか。また、上映した場合、上映済みの報告がなされますでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
現在までのところ、どの学校も上映してございません。
◯委員(赤坂だいすけ君)
上映時間は26分30秒で、私見ましたら、非常にいい内容です。これは老いも若きも、どなたでも見ることができる。先帝陛下が崩御されて、剣璽等承継の儀から、今上陛下がご即位されてから、慰霊の旅、被災地へのお見舞い、福祉施設へのご訪問、国際親善、ご家族とのご様子などの20年の歩みを紹介しているということです。 あえて私は、ここでは申し上げられないもろもろを考えあわせた上で、おぼろげに輪郭だけが浮かんでくるこうした関係のすべてに対して、ノーを申し上げたいと思っています。日本人の悪いところだと思いますけれども、現在の日本は、法治国家としての日本、最高法規である日本国憲法第1条から第8条まで天皇陛下の条項です。祝日も敬老の日、体育の日以外はすべて皇室行事です。大日本帝国憲法を改正して日本国憲法になったと。憲法学会では8月革命説とか、いろいろありますけれども、私は改正説をとりますけれども。憲政のプロが20年間かけて研究した大日本帝国憲法、アメリカの「ニューディーラー」と言われてばかにされていた人間が数日でつくった日本国憲法。そういう話はやめまして、要するに大日本帝国憲法を制定する際に、『日本書紀』を下敷きに定められている。我々の生活は1ミリたりとも、そして1分1秒たりとも『日本書紀』の制約から逃れることはできないと私は思っています。 本当のこと、根幹をやはり教えるべきだと思います。根幹を学んで後、考えればいい。考えがなければいい。私は比較的リベラルな家に育ちましたので、歴史の本を書く仕事をしていましたから、やはり日本の歴史を勉強していると、学校で教えてもらえない事柄があります。天皇のことです。これがないと、絶対歴史はわからない。邪馬台国の卑弥呼、「邪」とか、「卑」とか、そういう侮辱言葉を当てはめられた。中国からの呼び名である邪馬台国の卑弥呼があたかも天皇家に連なっているかのような誤解を与えるような教科書を勉強した者が、対外的にパスポートを持っているとき、菊の紋章がついているパスポートを外国人に何の説明もできない日本人。 そして多くは、恐らく今聞いたら8割は、敬宮内親王殿下、愛子様が天皇になってもいいじゃんという人がいるんですよ。歴史を勉強している人だったら、絶対そんなことはないですけどね。やはりちゃんとした正史というものを教えるべきです。正史、『日本書紀』からつながる、『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』。今でも正史はつながっています。宮内庁の書陵部が今昭和天皇のご事跡をつくっています。今、先帝ご事跡取扱係という人たちが調べてやっている。恐らく100年後に刊行されるはずですけれども、やはり正史というものを勉強しなければだめです、民族発祥のものというのは。それは神話に連なっているから、天孫降臨なんかうそでしょうと。「豊葦原千五百秋瑞穂国、是吾子孫可王之地也、宜爾皇孫就而治焉、行矣(とよあしはらのちいほあきのみづほのくには、これあがうみのこのきみたるべきくになり、よろしくいましすめみまゆきてしらせ、さきくませ)」、うそだろうという人がいますよ。ただ、神話につながらない建国の物語なんかはないのです。 じゃあ、キリスト教徒に聖母マリアが本当に処女で受胎したのかと。本当に神様は5日と半分で世界をつくったのか。うそですよ、そんなの。事実はうそだけれども、それは真実なのです。我々が日曜日に休むのは、そういう前提のもとに休んでいるわけです。世界10億人のキリスト教徒はそういう前提のもとにやっているわけです。真実と事実は違うのです。だから真実は教えておくべきだと思います。あとは事実を勉強して、これが正しいのか正しくないのか。それはそれぞれが考えればよかろうことなので、天皇誕生日で休むわけです、祝日になって。祝日に、先ほど申し上げましたけれども、元旦には四方拝といって天皇陛下は宮中祭祀をやっているわけです、祭祀は年間約30。そういうのは何でやっているのかとか、そういうことはやはりわかっていた方がいいと思います。それを学ぶには、これは最適だと思います。伝統・文化と、今やっていることです。何で我々の税金でみたいなことを感じる人もいるでしょうし、やはりこういうことは、確かに、9月7日に配られたということで日も浅いということですけれども、恐らくこれは上映されないでしょうね。恐らく上映されない。 そして、今後、時間がありますから申し上げますけれども、不敬な言い方ですけれども、今上陛下がお隠れになった際、日本は大騒ぎになります。皇室典範には、皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。要するに皇太子殿下がご即位あそばされて、皇太子殿下はいなくなります。秋篠宮殿下は弟ですから。これは法の不整備ですが、政治家は何もしないのです。それをわかっている人は多分だれもいない。そういうことをやはり日本人はわかっておくべきだと思います。英語教育とか言っている場合ではないと思っています、そういうことも知らない人間が。だからやはり真実というものを教えるべきだと。万世一系でやってきたと。うそかもしれないけれども、それは真実なのです。万世一系、父方をたどれば神武天皇に行くようになっている。125代、2669年間。3世紀の末には王朝は成立していましたから、少なくとも1800年は続いているわけです。愛子様が天皇になって、うちの子どもと結婚したら、その子どもは男女限らず、赤坂さんなのです。初めて民間の男性が入ることになる。よく女性差別だとか言う人がいますけれども、これは男性差別ですから。男性排除の歴史ですから、民間の男性は一切入れないと。男系でやるというのが天皇家の歴史。 宮中祭祀は天照大神という女性の神様、その相嘗をする現人神である男性の天皇陛下と私は理解していますけれども、その宮中祭祀のことなんか何も多分理解もなく、女性差別だからとか言っている人がいる。じゃあ、皇室典範の第15条の皇族以外の者及びその子孫は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては皇族であることがない。男性は皇族になれないと書いてありますから、これも差別になるわけです。伝統というのは民間の概念というのが入らないものなのです。そういう科学や計算では及びもつかないことがあるのだということ、そしてそれに即して我々は生活しているということを柔軟な子どものうちに教えると。柔軟だからいけないという人もいますけれども、そんなに偏っている存在ではないと思います。私がそういうことを言ってもあれですけれども。 テニスは、必ず10年以内に人工芝コートはかえた方がいい。これができたら本望ですから、議員を辞職してもいいぐらいです。本当に私にとっては本願です。多分、地方自治体で話しているのは私ぐらいですけれども、選手たちのレベルではもう人工芝はやめろとなっています。恐らくこの場でも前回の支持率100%でした。疑義を挟む人はだれもいなかった。だけどできない。6年後、7年後にできるかもしれませんけれども。今、私が言っていることが、恐らく違うのではないかと。何言っているのだという人もいるかもしれませんけれども、残り5分になりましたので。私は、ご存じだと思いますけれども、皆さんも積極的にご購入いただきました。本を出しました。この本は、10年前、今ここで人工芝を話していたのと同じ状況でした。私、学研にいたときに、新潟日報から電話がありまして、連載を始めるから直江兼続の記事が欲しいということだったのです。大河ドラマをごらんになっている方は、見ていたらわかると思いますけれども、直江兼続を仁愛の武将みたいなことを言っていますけれども、彼ほどひどいことをした人はいないわけです。歴史を知っている人ならわかると思いますけれども、老若男女、動物問わず皆殺しにする「なで斬り戦法」というのを考えついた。やったのは、東北では彼と伊達政宗ぐらいでしょうね。 彼の逸話では、家人が召使を殴り殺したときに、その遺族が死人を返してくれと言ったときに、「じゃあ、おまえが迎えに行け」と言って、閻魔大王に手紙を書いて、遺族を皆殺しにするとか、多分、これは大河ドラマに出てこないと思いますけれども、ただ、かぶとに愛ということを書いていたから、これが血しぶきにまみれると。そういう愛というかぶとの前立てをしながらも、やりを振るうシュールな図式だったら盛り上がるのではないですかと新聞社に私は提案しました。あと純軍事的に、藤沢周平さんが書いていた『密謀』とかでは、白河で上杉家と徳川家の戦いが勃発寸前であったというほぼ野史に近い話だったのですけれども、それは実際あったということを、白河市の史料編纂所の人と現地視察しまして、実際遺跡があったのです。今そこでツアーとかやっていますけどね。私の提案にヒントを得、そこから連載が始まって、「天地人」になったのです。要するに私がいなかったら、今の大河ドラマは直江兼続ではないということは自明のことなのです。こういうことって結構多いのです。火坂さんなんて今や国民的作家になったのに、私は微々たる資料代をもらって、ここでくだを巻いて、私の本の売れ行きの鈍さは考えられない。アマゾンで調べたら2万何位という、あり得ない、私が火付け役なのに。 ただ、そういう役割を私はしていることが多いのですけれども、テニスコートのこともそうですし、恐らく次世代は、皇太子殿下がご即位あそばしたときは、もっとイデオロギー色が薄まって、みんなで皇室のビデオを見て、すがすがしい清浄感に包まれる。そういう日本が10年後に来るであろうというときに、いつか私はどこかで、あれは私が言っていたのだと言っているのかもしれませんけれども、皆さん、その辺よくよくご記憶いただいて、人工芝と、植栽はすぐできそうですけどね。私が言っていることをよた話だと思うことなく、私もキャラクター設定に失敗したなという感じも最近しています。保守とかそういうのではなくて、やはり区民のあり得べき当たり前の多数の、少数の声の大きいクレーマーの言うことばっかり聞いて成り立っているわけではないのです。圧倒的多数の声の小さい人たちの声を拾うために私は来ました。そして、議会ではそういう声が非常に小さいのだなということを感じております。どうか役所の皆様も、我々よりもそういう分野では専門家なのですから、毅然と行政主導でばんばんやってもいいこともあります。少数の声の大きいクレーマーの話ばっかり聞いていると間違うようなことが多いので、その辺は我々が、今野党になってしまいましたけれども、正確な声を拾って届けてまいりますので、よく区長が行政と議会は車の両輪とおっしゃっていますけれども、私も微力ながら下馬の行を邁進して行っていきたいということを申し上げまして、そろそろ時間になりましたので終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
今年度の予算特別委員会でテニスコートについてしつこくお伺いしました。現在、港区のテニスコートを設置している3つの運動場における計10面、すべて砂入り人工芝という、世界のテニスでは認められていないサーフェスであるということを指摘しまして、その弊害も指摘しました。そして、利点だと考えられている、多少雨が降っても大丈夫だとか、靴下が汚れないとか、そういうことは実はデメリットだと、利点ではないということも言いました。その際、担当課長から、人工芝の更新は10年が一つの目安であり、改修に関しては検討していくという旨の答弁をいただきました。次の改修時期についてお尋ねいたします。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
港区の運動場にはテニスコートが麻布運動場に4面、青山運動場に2面、芝浦中央公園運動場に4面、全部で10面ございます。直近での張りかえは麻布運動場と芝浦中央公園運動場が平成16年度、青山運動場が平成17年度に実施してございます。テニスコートの更新時期、先ほどおっしゃられたように10年が一つの目安と言われております。ですので、次の更新時期は麻布運動場と芝浦中央公園運動場が平成26年度、青山運動場が平成27年度を予定してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
10年と聞きまして、10年後かなと思ったら、意外に近いのかと、5年後、6年後なら私も40代前半なので、まだいけるかなみたいな。何はともあれ、今のままの砂入り人工芝で育った選手は、恐らく世界ランキング300位以内に入ることは絶対ないと言っても過言ではないです。クレイコートになれば、絶対入れる、育てる自信があります。 次にいきます。港区の運動場には腰の高さほどある植栽が多く見られますけれども、そもそも運動場の植栽はなぜ必要なのでしょうか。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
運動場の植栽につきましては、港区みどりを守る条例及び同条例施行規則に定める緑化基準に基づき設置することが決められてございます。緑化基準では、運動公園は敷地面積の10分の3以上の面積を緑化することと規定してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
そういう規定があるということです。コートが土だったら、それで十分要件は満たせるのかなと今ふと思いましたけれども、きょうは質問しません。 私は、芝浦中央公園運動場をよく利用していますけれども、この運動場で植栽が占める割合はいかほどでしょうか。もうすごく多いように感じる。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
芝浦中央公園運動場の面積は9,107平米で、植栽地の面積は2,781平米ございます。植栽地が占める割合は30.5%、ちょうど3割になってございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
条件は満たしていると。緑地化には寄与しているということでよろしいのかもしれませんけれども、基本的に腰の高さの植栽があると、まずボールが飛び込むと取れません。立入禁止になっているので、この前子どもたちが入っていたら怒られていましたし、この前ボールを探していたら、植栽には足で踏んだ後の空間があったり、外国人の方が繁みの陰でキスしていたりする。そういう何か隠れてできる場所にもなって、子どもにもよくない。1日50個平均のボールを管理人さんは拾うと。1個300円しますから、区民は1万5,000円ぐらいのボールを毎日なくしているということです。 あそこは東京都の大会に出るときの港区の予選会場になります。選手が多くなると道にあふれて、みんな植栽にラケットバックとかを置いたりしています。また、弁当を食べる場所もなくて、家族連れでテニスしていても、植栽に入れないから道端で食べなければいけないし、コートが遠いから親も気が気でないわけです。芝生だったら弁当を食べたりとかできるのではないかということを、港南小学校の2年生の子たち10人ぐらいと話しまして、子どもたちの発案ですけれども、芝生はいかがですか。
◯生涯学習推進課長(大竹悦子君)
緑化基準では、生垣等を設置するものとしてございまして、生垣の中には芝生ももちろん含まれてございます。植栽の種類の選定につきましては、公園全体のレイアウトやバランスを考慮しながら選定しています。現在の芝浦中央公園運動場は、来場者の憩いの場として、ツツジやサツキなどの低木や、バラなどの十数種類の植物を配置しており、区民の皆さんからはバラがきれいな公園であるというようなご意見もいただいております。今後の運動場の植栽につきましては、運動場の利用状況等も十分に勘案しながら、適切なものとなるよう設定してまいります。
◯委員(赤坂だいすけ君)
その辺、よろしくお願いいたします。まずもって私が申し上げているのは、運動場の敷地内の植栽なので、テニスコートのバラがきれい。テニスをしていて、バラを見ている暇はないですから、バラがきれいだなんて思っている人は多分いません。テニスしている人は、観賞用植物なんか見ている暇はないから、とりあえず何か植栽を植えていればいいみたいな。私は小さいときから、よく花壇の中に入って怒られていました。ただでさえ少ない子どもの遊び場が、生垣や植栽があると狭いなと思っています。いろいろな考えがあるのでしょうから、私もこれから勉強して、また質問していきたいと思います。 次に、これは若干物議を醸し出すかなと思いましたけれども、あえて質問します。文部科学省より各教育委員会に「天皇陛下御即位から二十年」のDVDが送付されているはずですけれども、各小・中学校には配布されていますでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
去る9月4日付で文部科学省から配布依頼がございまして、9月7日付で各学校に配布してございます。
◯委員(赤坂だいすけ君)
配布に際し、上映要請はなされているのでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
各学校に対し、上映の要請はしてございません。
◯委員(赤坂だいすけ君)
では、重ねてお尋ねしますが、区立の小・中学校で既に上映をした学校はございますでしょうか。また、上映した場合、上映済みの報告がなされますでしょうか。
◯庶務課長・教育政策担当課長兼務(伊藤康博君)
現在までのところ、どの学校も上映してございません。
◯委員(赤坂だいすけ君)
上映時間は26分30秒で、私見ましたら、非常にいい内容です。これは老いも若きも、どなたでも見ることができる。先帝陛下が崩御されて、剣璽等承継の儀から、今上陛下がご即位されてから、慰霊の旅、被災地へのお見舞い、福祉施設へのご訪問、国際親善、ご家族とのご様子などの20年の歩みを紹介しているということです。 あえて私は、ここでは申し上げられないもろもろを考えあわせた上で、おぼろげに輪郭だけが浮かんでくるこうした関係のすべてに対して、ノーを申し上げたいと思っています。日本人の悪いところだと思いますけれども、現在の日本は、法治国家としての日本、最高法規である日本国憲法第1条から第8条まで天皇陛下の条項です。祝日も敬老の日、体育の日以外はすべて皇室行事です。大日本帝国憲法を改正して日本国憲法になったと。憲法学会では8月革命説とか、いろいろありますけれども、私は改正説をとりますけれども。憲政のプロが20年間かけて研究した大日本帝国憲法、アメリカの「ニューディーラー」と言われてばかにされていた人間が数日でつくった日本国憲法。そういう話はやめまして、要するに大日本帝国憲法を制定する際に、『日本書紀』を下敷きに定められている。我々の生活は1ミリたりとも、そして1分1秒たりとも『日本書紀』の制約から逃れることはできないと私は思っています。 本当のこと、根幹をやはり教えるべきだと思います。根幹を学んで後、考えればいい。考えがなければいい。私は比較的リベラルな家に育ちましたので、歴史の本を書く仕事をしていましたから、やはり日本の歴史を勉強していると、学校で教えてもらえない事柄があります。天皇のことです。これがないと、絶対歴史はわからない。邪馬台国の卑弥呼、「邪」とか、「卑」とか、そういう侮辱言葉を当てはめられた。中国からの呼び名である邪馬台国の卑弥呼があたかも天皇家に連なっているかのような誤解を与えるような教科書を勉強した者が、対外的にパスポートを持っているとき、菊の紋章がついているパスポートを外国人に何の説明もできない日本人。 そして多くは、恐らく今聞いたら8割は、敬宮内親王殿下、愛子様が天皇になってもいいじゃんという人がいるんですよ。歴史を勉強している人だったら、絶対そんなことはないですけどね。やはりちゃんとした正史というものを教えるべきです。正史、『日本書紀』からつながる、『続日本紀』『日本後紀』『続日本後紀』。今でも正史はつながっています。宮内庁の書陵部が今昭和天皇のご事跡をつくっています。今、先帝ご事跡取扱係という人たちが調べてやっている。恐らく100年後に刊行されるはずですけれども、やはり正史というものを勉強しなければだめです、民族発祥のものというのは。それは神話に連なっているから、天孫降臨なんかうそでしょうと。「豊葦原千五百秋瑞穂国、是吾子孫可王之地也、宜爾皇孫就而治焉、行矣(とよあしはらのちいほあきのみづほのくには、これあがうみのこのきみたるべきくになり、よろしくいましすめみまゆきてしらせ、さきくませ)」、うそだろうという人がいますよ。ただ、神話につながらない建国の物語なんかはないのです。 じゃあ、キリスト教徒に聖母マリアが本当に処女で受胎したのかと。本当に神様は5日と半分で世界をつくったのか。うそですよ、そんなの。事実はうそだけれども、それは真実なのです。我々が日曜日に休むのは、そういう前提のもとに休んでいるわけです。世界10億人のキリスト教徒はそういう前提のもとにやっているわけです。真実と事実は違うのです。だから真実は教えておくべきだと思います。あとは事実を勉強して、これが正しいのか正しくないのか。それはそれぞれが考えればよかろうことなので、天皇誕生日で休むわけです、祝日になって。祝日に、先ほど申し上げましたけれども、元旦には四方拝といって天皇陛下は宮中祭祀をやっているわけです、祭祀は年間約30。そういうのは何でやっているのかとか、そういうことはやはりわかっていた方がいいと思います。それを学ぶには、これは最適だと思います。伝統・文化と、今やっていることです。何で我々の税金でみたいなことを感じる人もいるでしょうし、やはりこういうことは、確かに、9月7日に配られたということで日も浅いということですけれども、恐らくこれは上映されないでしょうね。恐らく上映されない。 そして、今後、時間がありますから申し上げますけれども、不敬な言い方ですけれども、今上陛下がお隠れになった際、日本は大騒ぎになります。皇室典範には、皇嗣たる皇子を皇太子という。皇太子のないときは、皇嗣たる皇孫を皇太孫という。要するに皇太子殿下がご即位あそばされて、皇太子殿下はいなくなります。秋篠宮殿下は弟ですから。これは法の不整備ですが、政治家は何もしないのです。それをわかっている人は多分だれもいない。そういうことをやはり日本人はわかっておくべきだと思います。英語教育とか言っている場合ではないと思っています、そういうことも知らない人間が。だからやはり真実というものを教えるべきだと。万世一系でやってきたと。うそかもしれないけれども、それは真実なのです。万世一系、父方をたどれば神武天皇に行くようになっている。125代、2669年間。3世紀の末には王朝は成立していましたから、少なくとも1800年は続いているわけです。愛子様が天皇になって、うちの子どもと結婚したら、その子どもは男女限らず、赤坂さんなのです。初めて民間の男性が入ることになる。よく女性差別だとか言う人がいますけれども、これは男性差別ですから。男性排除の歴史ですから、民間の男性は一切入れないと。男系でやるというのが天皇家の歴史。 宮中祭祀は天照大神という女性の神様、その相嘗をする現人神である男性の天皇陛下と私は理解していますけれども、その宮中祭祀のことなんか何も多分理解もなく、女性差別だからとか言っている人がいる。じゃあ、皇室典範の第15条の皇族以外の者及びその子孫は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては皇族であることがない。男性は皇族になれないと書いてありますから、これも差別になるわけです。伝統というのは民間の概念というのが入らないものなのです。そういう科学や計算では及びもつかないことがあるのだということ、そしてそれに即して我々は生活しているということを柔軟な子どものうちに教えると。柔軟だからいけないという人もいますけれども、そんなに偏っている存在ではないと思います。私がそういうことを言ってもあれですけれども。 テニスは、必ず10年以内に人工芝コートはかえた方がいい。これができたら本望ですから、議員を辞職してもいいぐらいです。本当に私にとっては本願です。多分、地方自治体で話しているのは私ぐらいですけれども、選手たちのレベルではもう人工芝はやめろとなっています。恐らくこの場でも前回の支持率100%でした。疑義を挟む人はだれもいなかった。だけどできない。6年後、7年後にできるかもしれませんけれども。今、私が言っていることが、恐らく違うのではないかと。何言っているのだという人もいるかもしれませんけれども、残り5分になりましたので。私は、ご存じだと思いますけれども、皆さんも積極的にご購入いただきました。本を出しました。この本は、10年前、今ここで人工芝を話していたのと同じ状況でした。私、学研にいたときに、新潟日報から電話がありまして、連載を始めるから直江兼続の記事が欲しいということだったのです。大河ドラマをごらんになっている方は、見ていたらわかると思いますけれども、直江兼続を仁愛の武将みたいなことを言っていますけれども、彼ほどひどいことをした人はいないわけです。歴史を知っている人ならわかると思いますけれども、老若男女、動物問わず皆殺しにする「なで斬り戦法」というのを考えついた。やったのは、東北では彼と伊達政宗ぐらいでしょうね。 彼の逸話では、家人が召使を殴り殺したときに、その遺族が死人を返してくれと言ったときに、「じゃあ、おまえが迎えに行け」と言って、閻魔大王に手紙を書いて、遺族を皆殺しにするとか、多分、これは大河ドラマに出てこないと思いますけれども、ただ、かぶとに愛ということを書いていたから、これが血しぶきにまみれると。そういう愛というかぶとの前立てをしながらも、やりを振るうシュールな図式だったら盛り上がるのではないですかと新聞社に私は提案しました。あと純軍事的に、藤沢周平さんが書いていた『密謀』とかでは、白河で上杉家と徳川家の戦いが勃発寸前であったというほぼ野史に近い話だったのですけれども、それは実際あったということを、白河市の史料編纂所の人と現地視察しまして、実際遺跡があったのです。今そこでツアーとかやっていますけどね。私の提案にヒントを得、そこから連載が始まって、「天地人」になったのです。要するに私がいなかったら、今の大河ドラマは直江兼続ではないということは自明のことなのです。こういうことって結構多いのです。火坂さんなんて今や国民的作家になったのに、私は微々たる資料代をもらって、ここでくだを巻いて、私の本の売れ行きの鈍さは考えられない。アマゾンで調べたら2万何位という、あり得ない、私が火付け役なのに。 ただ、そういう役割を私はしていることが多いのですけれども、テニスコートのこともそうですし、恐らく次世代は、皇太子殿下がご即位あそばしたときは、もっとイデオロギー色が薄まって、みんなで皇室のビデオを見て、すがすがしい清浄感に包まれる。そういう日本が10年後に来るであろうというときに、いつか私はどこかで、あれは私が言っていたのだと言っているのかもしれませんけれども、皆さん、その辺よくよくご記憶いただいて、人工芝と、植栽はすぐできそうですけどね。私が言っていることをよた話だと思うことなく、私もキャラクター設定に失敗したなという感じも最近しています。保守とかそういうのではなくて、やはり区民のあり得べき当たり前の多数の、少数の声の大きいクレーマーの言うことばっかり聞いて成り立っているわけではないのです。圧倒的多数の声の小さい人たちの声を拾うために私は来ました。そして、議会ではそういう声が非常に小さいのだなということを感じております。どうか役所の皆様も、我々よりもそういう分野では専門家なのですから、毅然と行政主導でばんばんやってもいいこともあります。少数の声の大きいクレーマーの話ばっかり聞いていると間違うようなことが多いので、その辺は我々が、今野党になってしまいましたけれども、正確な声を拾って届けてまいりますので、よく区長が行政と議会は車の両輪とおっしゃっていますけれども、私も微力ながら下馬の行を邁進して行っていきたいということを申し上げまして、そろそろ時間になりましたので終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。