平成23年 平成23年第1回定例会 平成23年度予算特別委員会 【震災質問】
要旨
1 防災行政無線が場所によっては全く聞き取れないという声が多く寄せられた。
配置、数量等の早急なる工夫を。
2 緊急放送はあくまでも自国語を主とすべき。
今回、日本語より英語の放送時間が長かったのは解せない。
ここは日本だ。
全文
◯委員(赤坂だいすけ君) 今回の大災害に関しまして、心より哀悼の意を表したいと思います。
まず、防災行政無線による情報伝達の工夫について伺います。
赤坂・青山地区に私おりましたが、場所によっては聞こえるのですけれども、非常に聞き取りづらいという声をよく耳にしました。災害時の特に重要な伝達方法でございますので、配置ですとか、我々選挙を経験した者としては、ウグイス嬢みたいに女性の声なんて聞きやすいのではないかとか思ったりするわけです。ぜひ工夫を凝らしていただいてと思っております。大変ゆっくりとわかりやすく丁寧にしゃべっていただいているのは重々わかっております。さらなる工夫の要望でございます。
次に、防災行政無線の声が聞こえますと、何かしゃべっているなと思うらしいのです。窓をあけると、英語に変わっているのです。私が聞いている中で、大体1回日本語でしゃべると、次、英語をしゃべっているように聞こえます。ここは日本ですから、人口比率で言っても10対1ぐらいでいいと思う。10回日本語でしゃべったら1回英語でもいいと思うし、外国の方でも日本語がわかる方も多いと思いますから、やはり日本語を多くしていただきたいと思います。日本というのは、日本国内で一つの言語だけで通じることができるという唯一無比の強みを持っているわけです。自国は自国語でやっていただきたいと思います。いかがでしょう。
◯防災危機管理室長(滝川豊美君) 港区には2万人を超える外国人の方が住んでおりまして、地震や節電に関する理解が難しい方もおられることから、日本語の直訳ではなく、一部意訳した英語対応としたため、日本語よりも英語の放送が長くなりました。今後は、放送内容がわかりやすく、確実に聞き取れるよう、放送内容や方法について、先進自治体の例なども参考にしながら検討してまいります。
◯委員(赤坂だいすけ君) 対応が私は行政の方々は大変だと思って、よくされていると思います。最大限の評価をしていきたいと思っております。先ほど大滝議員より党派を超えてという話がありましたが、おっしゃるとおりで、一部自己PRの場に勘違いしているような議員も見受けられますけれども、私は同じ日本人として、1分1秒の被災者の同国の悲しみをともにするという心意気を日本人が持つべきだと思います。団結すべきだと思いますということを申し添えて、質問を終わります。